羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

書籍・雑誌

『夏の騎士』

『夏の騎士』 百田尚樹 著 新潮社2019☆☆☆高 少年たちの勇気に感動しつつ一気に読みました。面白かったです。ただ、最後の方あまりに出来すぎていて、少女漫画の様な気もしてきました。 百田さんの言動は、全く共感できませんが、永遠のゼロも海賊も緻密な取…

『世界の屋台メシ』『失敗図鑑』

『世界の屋台メシ』 ジャン=フランソワ・マレ著 グラフィッ社2017☆☆☆高 似たような本は最近多く出ていますが、フランス人?の著書なので、日本人とは違う感覚が面白かったです。日本も何枚か紹介されています。全部で371もの料理を紹介しているのに、国…

『サラリーマン2.0週末だけで世界一周』『向田理髪店』

『サラリーマン2.0週末だけで世界一周』 東松寛文 著 河出書房2018☆☆☆☆高 面白かったです。「社畜寸前」状態から、NBAの試合を見るために初めて行った海外旅行で「地球の歩き方」を持っていくの忘れ、開き直ったところから旅の面白さに目覚めます。 2016…

『トンネルの森1945』『奇跡の本屋をつくりたい』『途中下車はできません』

『トンネルの森1945』角野栄子 著 角川書店2015☆☆☆仁 東京に住んでいて埼玉北部に疎開した10歳の少女の物語。戦争の怖ろしさが10歳の少女と同化した気持ちでとても伝わってきます。著者は『魔女の宅急便』も書いているのですね。でも、疎開先は何と…

『インコが教えるインコの本音』

『インコがおしえるインコの本音』磯崎哲也 慣習 朝日新聞社2019☆☆☆☆ かわいいイラストととともに、インコがインコに教える形式で書かれています。私としては「なろほど、そういうことだったのか」という部分が多く、大変参考になりました。また、読後、ニッ…

『地獄の楽しみ方』『フィギアスケート観戦ガイド』

『地獄の楽しみ方』京極夏彦 著 講談社2019☆☆☆☆京 京極夏彦が高校生向けに行った講演です。言葉はデジタルな断片に過ぎないから始まり、結構面白かったです。「愛」「夢」「絆」などのうさん臭さの理由の説明がなるほどと思いました。 『フィギア―スケート観…

『函館本線へなちょこ旅2』

『函館本線へなちょこ旅2』 舘浦あざらし 著 双葉文庫2016☆☆☆☆京 通勤途中午前8時前に、HBCラジオの朝刊さくらいに、時々潰れた温泉の話ばかりする面白い人がいるなあと思って聞いていたら、こんな本を見つけました。 函館本線へなちょこ旅1は札幌から余…

『ノーサイド・ゲーム』

『ノーサイド・ゲーム』 池井戸潤 著 ダイヤモンド社2019☆☆☆☆倶 面白く、一気に読みました。あまりにうまくいきすぎますが、ラグビーと自動車会社の燃料会社買収問題とからまって、楽しめました。 ワールドカップが行われるから、(ドラマ化の要請もあり)書…

意訳で楽しむ『平家物語3』、『女ひとり旅、世界のめしを食べつくす!』

『意訳で楽しむ 平家物語三』 木村耕一 著 1万年堂出版2019☆☆☆☆京 これも一気に読めました。大体知っている話ですが、とても分かりやすいです。最後の平徳子の話が一番感動するかもしれません。 『女ひとり旅、世界のめしを食べつくす!』三好智子 著 産業…

『コーヒーを通して見たフェアトレード』『逃避行』

『コーヒーを通して見たフェアトレード』 清田和之 著 書し侃侃房2010☆☆☆高 紅茶の国スリランカではかつてコーヒーも作られていたそうです。高地の貧しい農村を助けるため、フェアトレードを勧めますが、なかなかうまくいきません。お金が無くなって来た時に…

『探検家とペネロペちゃん』

『探検家とペネロペちゃん』 角幡雄介 著 幻冬舎2019☆☆☆倶 極夜行を実施している頃の角幡さんが、自分の子の成長記録を書いたものです。はっきり言って親ばかです。さらに、あとがきで自分でも自覚している様ですが、文章が少しくどい。内容的には1/3くら…

『イベリコ豚を買いに』『もっと知りたい「怖い絵」展』

『イベリコ豚を買いに』野地秩嘉 著 小学館2014☆☆☆☆倶 イベリコ豚の事にっ詳しくなっただけでなく、経営学についてもいつの間にか考えさせられる本です。作家が肉輸入業者になってしまう。その背後に、イベリコ豚愛があちらこちらにあります。なかなか感動的…

『意訳で楽しむ平家物語二』『ドローン片手に世界一周空飛ぶ絶景400日』

『意訳で楽しむ 平家物語 二』木村耕一 著 1万年堂出版2019☆☆☆京 このシリーズ、読みやすいです。知らない話も少し入っていました。 『ドローン片手に世界一周空飛ぶ絶景400日』山口千貴・真理子 著 朝日新聞出版2016☆☆☆☆高 題名に「新婚旅行」を入れる…

『名画の謎 対決編』

『名画の謎 対決編』中野京子 著 文芸春秋2015☆☆☆☆倶 同じ様なテーマの二つの名画を対比して書いています。ギリシャ神話からキリスト教、近世のヨーロッパなど舞台は多様です。サンセバスチャンの絵に惹かれて借りましたが、面白かったです。でも、対比では…

写真集『野口健が見た世界』

『野口健が見た世界』 野口健 著 集英社2013☆☆☆☆倶 野口健は昔、写真家になりたかったのだそうです。登山家をしているうちに、昔の夢を思い出したそうで、なかなか重い写真を多く撮っています。 ヒマラヤ、アフリカ、遺骨収集、東日本大震災の4部構成になっ…

『ベルリンは晴れているか』

『ベルリンは晴れているか』 深緑野分 著 筑摩書房2018☆☆☆☆倶 終戦直後のベルリンと、回想する部分でナチス支配下のベルリン。いずれも取材が細かくて、日本人が書いたとは思えないほどでした。ストーリーも一人の女性が中心となっていてぶれないので、500ペ…

『はっとりさんちの狩猟な毎日』

『はっとりさんちの狩猟な毎日』 河出書房2019☆☆☆☆余 サバイバル登山入門なども出版している冒険家で狩猟家の妻がイラストを交えて描いた一家の日常。夫婦と3人の子供(赤ちゃんの時から上が浪人生になる現在まで)、鶏5羽、犬、猫などだんだん大家族になっ…

『ガラスの城壁』

『ガラスの障壁』 神永 学 著 文芸春秋2019倶☆☆☆ 中学生のいじめはこんなに根深いのか。話自体は面白くて一気に読んでしまいました。自分は暁斗の父に感情移入してしまいました。

意訳で読む『平家物語一』

意訳で読む古典シリーズ『平家物語一』 木村耕一著 1万年堂出版2019☆☆☆☆京 子供向けの本なのかもしれませんが、大人が読んでも、また、平家物語を結構知っているつもりの私が読んでも、面白かったです。広い視点から物語をとらえていて、なるほどそういう見…

『風のヒルクライム』

『風のヒルクライム』 加部鈴子 著 岩崎書店2015☆☆☆京 ニセコ花園ヒルクライムを前に、気持ちを高揚させようと読みましたが、大変さわやかな青春小説でした。癖が無く、すぐに読めました。ヒルクライムへの高揚感には火が付かず、楽しもうという気持ちが強く…

全日本スキーオリリレー2019

3月31日はリレーでした。 私はA井さんと北大のF君とで北海道選抜?チーム。 バスで移動しゴルフ場へ。 リレーはマススタートです。 私は2走。A井さんが1走ですが、ショートは短いので10分しないでバトンタッチでした。 私は1→2→3と順調に進みまし…

『島虎の町おこし奮戦記』

『島虎の町おこし奮戦記』 島本虎三 著 第一書林1988☆☆☆☆☆仁 社会党代議士から突如仁木町長となった島虎さん。私も小学生の頃から、社会党の議員として島虎さんは認識していました。また、私の父が「島虎さんはすごいんだ」とよく言っていたし、国会議員を辞…

『サイゴン陥落の日に』

『サイゴン陥落の日に』 中山夏樹 著 平凡社2018☆☆☆京 4編の短編からなる炭鉱本ですが、最初の二つ『サイゴン陥落の日に』と『西北の地から』がとても面白かったです。「サイゴン」は日本で当時珍しい南ベトナム政府留学生と男女の日本人学生との40年後の…

『世界遺産の町クスコで暮らす』

『世界遺産の町クスコで暮らす』 すずきともこ 著 千早書房2006☆☆☆京 少し古いですが、クスコで暮らす日本人女性の手記です。旅行で訪れただけでは絶対に味わえない体験を沢山していて、それを飾らずユーモラスに書いています。さりげないわりに奥が深いと感…

『物語 スウェーデン史』

『物語 スウェーデン史』 武田達夫 著 新評論2003☆☆☆京 国王に焦点をあてて、16世紀から20世紀までのスウェーデンの歴史を書いている本です。王の歴史なんて面白くないだろうと思っていましたが、一人一人の国王が様々なエピソードによって人間的に描か…

『鳥が好きすぎて、すみません』

『鳥が好きすぎて、すみません』 細川博昭 著 誠文堂新光社2018☆☆☆☆京 セキセイインコ1匹とオカメインコ3匹と暮らしていた著者。すごい観察力です。愛情にあふれています。学術的でもあります。鳥類は誤解されているけれど、哺乳類に劣らず、違う進化の過程…

『ラストラン』

『ラストラン』 あさのあつこ 著 幻冬舎2018☆☆☆京 5000m走で14台でしのぎを削る二人の高校生。走る事そのものに単純に集中できる瞬間って、私にはあまりないけれど、自転車に乗っている時だと近い感覚はある気がします。順位だとかタイムだとか関係な…

『7大陸を走る』『リベンジ』

『7大陸を走る』 竹田昭彦 著 光陽出版社2006☆☆余 2006年の本なので、情報はかなり古いです。1984年にデンマークの大会に参加するところから、「世界を走る」が始まります。これを書いた時点で海外マラソン48回参加というのですから、凄い人です…

『やくみつるの秘境漫遊記』『カラスの補習授業』

『やくみつるの秘境漫遊記』 やくみつる 著 文芸春秋2015☆☆☆☆余 やくみつるの漫画です。クイズ番組で、随分地理分野に強いなと思っていたら、夫婦で100 か国以上旅をしているのですね。漫画ですが内容が濃く、面白かったです。 『カラスの補習授業』 松原…

『マトリョーシカ・ブラッド』

『マトリョーシカ・ブラッド』 吾 勝浩 著 徳間書店2018☆☆☆京 2つの殺人事件がマトリョーシカで繋がった警察ミステリーです。面白く読めましたが、最後の方で殺人の動機が明らかになると、ちょっと無理があるのではと思ってしまいました。人間関係も複雑すぎ…