羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

書籍・雑誌

『モンゴルの空の下』

『モンゴルの空の下』 安尾愼一 著 連合出版1996☆☆☆余 1990年代にモンゴルを旅した紀行文。今とはかなり違うのだろうなと思いながら、90年代くらいまでは面白い旅が必然的に出来ていたなあと感じました。 とはいえ、モンゴルの大地や月夜、ゲル生活などは今…

『地図なき山』

『地図なき山』 角幡雄介 著 新潮社2024☆☆☆☆☆余 久々に業務以外の本を読みました。面白かった。 地図を持たないで日高山脈を漂白するという筆者の行動を、国土地理院のサイトを開いて地形図で確認しながら読みました。日高山脈に私自身も詳しくなった気がし…

『モザイク国家ユーゴスラヴィアの悲劇』

『モザイク国家ユーゴスラヴィアの悲劇』徳永彰作 著 筑摩書房1995☆☆☆余 古い本ですが、そもそものユーゴの成り立ち、チトーの労働者自主管理の実態とその失敗の原因、チトーの死後ナショナリズムが突然台頭してきて、スロヴェニアから順次紛争に入っていき…

『ぼっくたちは戦場で育った』、「フランシーヌの場合」

『ぼくたちは戦場で育った』 ヤスミンコ・ハリロビッチ編著 集英社2015☆☆☆☆☆余 ボスニア紛争時のサラエボで避難生活を余儀なくされた子供たち。当時4歳から7歳を過ごしたヤスミンコさんが、若者になった時に、世界中にいるサラエボ戦火で子供時代を過ごした…

『ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/セルビア・モンテネグロ 初級編』

『ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/セルビア・モンテネグロ 初級編』 天城桜路 著 東洋出版2005☆☆☆小 大変詳しく内戦直後の旧ユーゴの旅を記した本です。著者は若い女性ですが、この時期によくこれだけ田舎まで一人旅ができたと思います。今は、数段旅がしやす…

『ブラタモリ 吉祥寺 倉敷』

『ブラタモリ 吉祥寺 田園調布 尾道 倉敷 高知』 角川書店2019☆☆☆☆小 近々倉敷に行く予定があるので読みましたが、吉祥寺も田園調布も尾道も高知も全て面白かったです。

ブログを本に

職場が小樽に移動してからの4年間、ブログを書籍化していませんでしたが、今回3年分まとめて書籍化しました。4月になったら残りの1年分も書籍化する予定です。 この本の読者は年老いた時の私以外にはいません。

『森に帰らなかったカラス』

『森に帰らなかったカラス』 ジーン・ウイリス著 徳間書店2024☆☆☆☆余 1950年代のロンドンで実際にあった話を子供向けの小説にした本。11歳の少年ミックがある日公園でニシコクマルカラスの怪我した幼鳥を助け、育てると、カラスは少年によくなつき、家族だけ…

『未承認国家に行ってきた』

『未承認国家に行ってきた』 嵐よういち 著 彩図社2017☆☆☆小 ロシアのウクライナ侵略が始まるまえのクリミアや沿ドニエストルは、当時も入国が難しかったと思いますが、今はほとんど行くことは不可能でしょうか? コソボの事が一番読みたかったのですが、プ…

『なぜかいい町 一泊旅行』

『なぜかいい町 一泊旅行』 池内 紀 著 光文社新書2006☆☆☆京 北海道からは斜里、上川、岩内。その他全国から合わせて16の町を旅した本です。私は、やはりこういう本は地理院地図電子版を見ながら読んでしまいます。 平成の大合併で無くなってしまった町も多…

『バルカンを知るための66章』

『バルカンを知るための66章』 柴 宜弘 編著 明石書店2016☆☆☆京 興味の無い部分は少し飛ばし読みしましたが、バルカン半島について、その歴史的背景や言語、宗教、風習などについてけっこう詳しくなりました。北マケドニアとアルバニア、コソボ、モンテネグ…

『迷える東欧』

『迷える東欧』 三上幸治 著 毎日新聞出版2022☆☆☆☆小 特に、ロシアのウクライナ侵略が始まってからのポーランド、ハンガリー、ルーマニアの対応とボスニアヘルツェゴビナの「戦争で生まれた子供たち」の4つのパートから成り立っています。 ハンガリーがなぜ…

『ときめくイタリア紀行』

『ときめくイタリア紀行』 高橋文子 著 幻冬舎2024☆☆☆余 1967年からパンナムのスチュワーデスだった女性。NYに住み、ローマフライトを希望してイタリア好きになり、その後も何度も何度もイタリアを訪れたエッセイです。当時の日本人女性としてはとても活動的…

『「幸せ」を背負って』

『「幸せ」を背負って』 野村良太 著 山と渓谷社2024☆☆☆☆余 北海道分水嶺単独縦断の記録です。NHKのテレビで、その一部を見たことがありました。 現代の北海道でも、このような冒険が可能だったのですね。自分ではとても出来ないけれども、近いことは出来る…

『方舟』

『方舟』 夕木春央 著 講談社2022☆☆☆☆☆潮 これも若者に勧められた本でしたが、とても面白く、夕方から夜中で一気に読んでしまいました。ミステリーを読んだの久しぶりです。登場人物が多いのに分かりやすく、最後に意外な結末。おそれいりました。

『島旅はいつも自転車で』

『島旅はいつも自転車で』 シェルパ斉藤(斉藤政喜)著 二玄社2010☆☆☆☆小 面白かったし、無性にあちこちの島に行きたくなりました。でも、どこも北海道から行くのはちょっと大変です。地理屋の性で、読みながら常にタブレットで地理院地図で一つ一つの地名を…

『ホワイトバグ生存不能』『あるある田舎相続』

『ホワイトバグ生存不能』 安生正 著 宝島社文庫2023☆☆☆潮 若い知人に勧められて読みました。山岳小説かと思ったら、謎の生物が出てきて怖かったです。生物や化石の知識がある人なら面白いかもしれません。途中から漫画っぽい感じになってしまいました。 『…

『60歳からの海外山旅日記』

『60歳からの海外山旅日記』 深澤裕 著 白山書房2021☆☆☆☆京 私よりちょうど10歳年上の方が、定年退職された2014年からネパールやニュージーランド、カナダなどをトレッキングした記録です。 私も今年で退職なので、大変参考になりました。著者の職業も20代で…

『ホームレスでいること』

『ホームレスでいること』 いちむらみさこ 著 創元社2024☆☆☆☆☆余 これは、なかなかすごい本でした。読む前は、学者か研究者が何人かのホームレスに話を聞いて、そこから問題点などをまとめたものかと思っていました。 著者のいちむらさんは、ずっとホームレ…

『四国八十八カ所』

『四国八十八カ所』 石川文洋 著 岩波新書2008☆☆☆☆小 先日、37番の岩本寺だけは行ったので、惹かれて読んでみました。石川さんの八十八カ所巡りは、ベトナムやカンボジアで命を落とした戦場カメラマンの慰霊旅ともなっていて、随所にベトナム関係の一人一人…

『ロバのスーコと旅をする』

『ロバのスーコと旅をする』 高田晃太郎 著 河出書房2023☆☆☆☆小 大変面白かったです。イラン、トルコ、モロッコを、ロバに荷物を載せ、自分は後ろから歩いて旅をします。ロバは、毎回その国で購入することになります。 イランでは、日本人に対するものすごい…

『四万十川を行く』

『四万十川を行く』 立松和平 文、大塚高雄 写真 講談社1991☆☆☆☆小 かなり昔の本です。最後の清流として紹介されていますが、この時点でも護岸工事などによって鮎の数がそれ以前に比べて激減していたようです。 でも、立松さんの文体にもよりますが、四万十…

『世界港湾史』

『世界港湾史』 関口信一郎 著 亜璃西社2023☆☆☆☆余 世界の港の歴史の本です。世界史の大きな流れと、その時代時代に主役となっていた港湾が詳細な地図とともに説明されていて、地理好きにはとても面白かったです。過去の港湾の歴史が、現代ではどういう風に…

『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』

『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』 針貝有佳 著 PHPビジネス2023☆☆☆☆☆小 面白く、ためになりました。読みやすいです。デンマークは労働時間が短くても、国際競争力やデジタル競争力が世界一なのだそうです。この本では、デンマーク在住の…

『核のごみをどうするか』

『核のごみをどぷするか』 今田高俊・寿楽告太・中澤高師 著 岩波ジュニア新書2023☆☆☆☆☆潮 トイレの無いマンションと言われる原発の使用済み核燃料をどうするのか。この本は原発推進でも原発反対でもなく、客観的に日本という国(それは政府も国民も含む)が…

『やせる旅』『JK、インドで常識ぶっ壊される』

『やせる旅』 都築響一 著 筑摩書房2007☆☆☆京 ダイエットしながら楽しむ旅の記録です。国内国外の16カ所の様々なダイエット方法に実際にチャレンジした様子が紹介されています。私としては、タイのチェンマイで老荘思想を西洋化したホリスティック・リトリー…

漫画『親鸞』

『親鸞』 バロン吉元 画 角川コミックス1991☆☆☆小 親鸞の生涯を描いた娯楽漫画です。悟りを開いてからよりも、少年・青年期の比叡山での出来事が中心に描かれています。かなり不真面目で、女癖が悪く、それでいて何とも言えないバランス感覚と幸運を持った僧…

『ボーダー』『美しいものを見に行くツアーひとり参加』

『ボーダー』 佐々涼子 著 集英社2022☆☆☆☆☆潮 日本の入管がどれほどひどい扱いを難民申請している人(していない在留外国人も含めて)に対してしているか、読んでいて胸が痛くなります。最低限の人権も保障されず、何より、人間として扱われていない。最低限…

『押しの子』

『押しの子」1~12 ひょんな縁でかかわった話だったので、漫画を図書館で借りて一気読みし、アニメも一気に見ました。こんなに今年流行っているものとは知らずに、B小町の踊りの一部だけ良く知っていました。第13巻も発売されていましたが、買って読むほど…

『くらしのアナキズム』『世界あちこち旅日記』

『くらしのアナキズム』 松村圭一郎 著 ミシマ社2011☆☆☆☆☆潮 アナーキズムという危ない言葉のイメージとはかけ離れた、じわじわと今ある国家や大資本のすきまを練って行うアナキズムが、文化人類学の視点から書かれています。 私はすごく納得しました。とい…