羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

書籍・雑誌

『とりのほんね』

『とりのほんね』 磯崎哲也 監修 東京書店2022☆☆☆☆余 インコたちの気持ちを分かりやすく説明している本です。今まで分かっているつもりでいたけれど、知らないことも多々ありました。この本を読んでから、少しは真面目に放鳥しようと思いました(パソコン見…

『海が見える家』

『海が見える家』 はらだみずき 著 小学館文庫2017☆☆☆余 ミステリーだと思って読んだら小説?でした。父の突然の死の結果、海沿いの別荘地で田舎暮らしを始めそうになる若者のお話です。けっこうほのぼのとします。ただ、父の性格が家族に対してと別荘地の人…

『日本車敗北』

『日本車敗北 EV戦争の衝撃』 村沢義久 著 プレジデント社2022☆☆☆余 世界は完全にEVに向かっているのに、日本だけガソリンとHV(ハイブリッド)から発想からして抜け出せていないと著者は警告しています。 EVにHVやPHVはヨーロッパなどではEVには…

『五色のメビウス』

『五色のメビウス』 信濃毎日新聞社 編 明石書店2022☆☆☆☆☆余 外国人労働者問題について、コロナ禍の実態に迫ったルポです。技能実習生、特定技能1号・2号、留学生、ブラジルなどの日系人、外国人花嫁、入管での非正規滞在など外国人労働者の問題を、大変丁寧…

『日本クマ事件簿』

『日本クマ事件簿』 塩見正孝 発行人 三才ブックス2022☆☆☆☆余 明治から今日(2021年)に至る、熊による人の殺人事件を、新聞記事などを掘り起こしほぼ全て載せています。 苫前の三毛別はその中でもやはり群を抜いて凄惨な事件だったと再認識しました。 また…

『そうだったのか!アメリカ』

『そうだったのか!アメリカ』 池上彰 著 集英社文庫2009☆☆☆☆潮 アメリカについて、大変分りやすく書かれています。自分は知っているつもりでも知らなかったことが多数ありました。自分の方が知っているかもと思う部分も1割くらいはありました。分かりやすい…

『イスタンブールからバスに乗って』

『イスタンブールからバスに乗って』 澁澤幸子 著 恒文社2001☆☆☆☆小 トルコ語が話せる日本人女性が、イスタンブールからアイワルク、ベルガマ、アッソス、チャナッカレ、イズミール、マニサ、サリーリ、アフィヨン、ウスパルタ、エーイルディール、アンタル…

『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』『函館本線へなちょこ旅』

『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』 下川裕治 著 角川文庫2016☆☆☆潮 シンガポールからムルマンスクまで鉄道を乗り継ぐルポです。縦断と言いながら、シベリア鉄道でかなり横断していますが、仕方がないのかもしれません。キャフタ条約以降の茶をロシア…

『世界を釣る女』

『世界を釣る女』 マルコス 著 角川書店2021☆☆☆☆余 会社を辞めて(その会社も社長を含めて普通の会社では全くありませんでしたが)少し引きこもった後、突然釣りに目覚め、気が付けばマレーシアでの巨大魚釣りをかわきりに世界の大物釣り師に。その様子をず…

『幻想のカイラス』

『幻想のカイラスー不思議の国チベット・ランクル紀行ー』 野口信彦 著 東研出版1998☆☆☆余 古い本です。カイラスまでたどり着いていません。逆に言えば、当時はそれほどチベットの交通事情が悪かったということだと思います。 著者は若いころに中国に留学し…

『地図で読み解く東京』

『地図で読み解く東京』 岡田直 監修 三才ブックス2021☆☆☆☆小 知っているようで知らない東京の地名や成り立ちが、カラフルな地図も使って説明されていて、とても分かりやすく読めました。 東京は出張の際など時々走ったりしているので、都内もあちこち行って…

『山を買う』

『山を買う』 福﨑剛 著 ヤマケイ新書2021☆☆☆☆小 ウイズコロナの時代、ソロキャンプがブームになり、芸人のヒロシやオリラジの藤森氏が山を買ったことを公表したことにより、山を買うという人が増えているそうです。 著者が自ら断っているように、この本はプ…

『ポートランド~世界で一番住みたい街をつくる』

『ポートランド~世界で一番住みたい街をつくる』 山崎満広 著 学芸出版社2016☆☆☆☆小 全米で一番住みたい都市に10年連続で選ばれているポートランド。そのポートランド市に専門職として雇われている日本人が、コミュニティ作りや歴史、これからの戦略などに…

『ラバウル温泉遊撃隊』

『ラバウル温泉遊撃隊』 山崎まゆみ 著 新潮社2009☆☆☆☆小 かつて日本軍は戦争をしながら温泉にも入っていた。そんな不確かである意味ふとどきな情報をもとにラバウルと日本を取材していくうちに、本当にあった温泉遊撃隊の隊長にたどり着き、そのインタビュ…

『アマルフィ』

『アマルフィ』 真保裕一 著 講談社2010☆☆☆☆小 エンターテイメントとして面白く読ませていただきました。一介の外交官がここまでできるわけないでしょと思いながら。

『山岳迷宮』

『山岳迷宮』 山前 譲 編 光文社文庫2016☆☆☆余 山岳ミステリーの短編集8作が入った文庫本です。短編でもそれぞれにけっこう面白かったです。地名が実在する長井彬著の『悪女の谷』などは、やはり地形図を見ながら読んでいました。

『ALLYになりたい』

『ALLYになりたい わたしが出会ったLGBTQ+の人たち』小島あゆみ 著 かもがわ出版2021☆☆☆☆小 LGBTQ+の人々を支援する人々のことを「ALLY」と言うのだそうです。航空会社のグループをAlliance(同盟)というのと同じ語源で、味方・支援者という意味だそうです…

『パラオはなぜ世界一の親日国なのか』

『パラオはなぜ世界一の親日国なのか』 井上和彦 著 PHP研究所2015☆☆☆小 一気に読めました。パラオの特にペリリュー島で行われた日米の激戦についてかなり詳細に書かれています。こんな事があったんだと思い知りました。 また、パラオには日本語がそのままパ…

『分水嶺』

『分水嶺』 笹本稜平 著 詳伝社2016☆☆☆☆☆余 大雪山を舞台とした山岳ミステリーです。舞台はこの秋に私が行こうとして林道を通過できずに断念した石狩岳のすぐのあたりです。地形図を見ながら読みました。 ミステリーとしては少し展開が遅いというかくどい感…

『聖域』

『聖域』 大倉崇裕 著 東京創元社2008☆☆☆☆余 山岳ミステリーです。面白かったです。最後は少しあり得ないと思いましたが。それから、地名が架空なのが残念です。地理院地図を見ながら読みたかったですが、架空となると、自分の中ではそれだけで少しリアリテ…

『深夜特急2』

『深夜特急2』 沢木耕太郎 著 新潮文庫☆☆☆☆ またまた成田空港で暇になり、購入して途中まで飛行機で読んでいました。バンコクからマレー半島を下り、シンガポールまでです。面白いです。特にペナンが面白かったです。今更ですが、全巻読んでしまいそうです。

『深夜特急5』

『深夜特急5トルコ・ギリシャ・地中海』沢木耕太郎 著 新潮文庫☆☆☆☆ 関空で時間が出来てしまったため、最も安く面白そうな本を購入して飛行機の中でも読みました。深夜特急は第1巻のマカオしか読んだことが無かったのですが、ちょうどアジアの東端と西端だ…

『高野・小辺路を行く』

『蟻さんの熊野紀行Ⅲ 高野・小辺路を行く』 山村茂樹 著 ナカニシヤ出版2005☆☆☆☆小 この方は古い道しるべが本当に好きな様です。前半は高野山への道を紹介していますが、高野山へのルートはいくつもあり、そのほとんど全てを走破しています。地理院地図を見…

『熊野古道巡礼』

『熊野古道巡礼』 吉田智彦 著 東方出版2004☆☆☆☆小 著者はユーコン川やチベット、インド、サンテャゴデコンポステーラなどを走破したことのある人だが、2002年に埼玉県から熊野に移り住み、熊野古道を踏破しています。 この本には中辺路(なかへち)、大辺路…

『高野山へ行こう!』『ブラタモリ 富士山・三保松原 高野山』

『高野山へ行こう!』田中ひろみ 著 JTBパブリッシング2014☆☆☆☆小 高野山のことは実はあまり知らなかったので、大変わかりやすい入門書でした。漫画ですが、いろいろ深い部分もあって、単に観光案内見るよりもずっと頭に入って来ました。 『ブラタモリ 富士…

『下山の哲学』

『下山の哲学』 竹内洋岳 著 太郎次郎社2020☆☆☆☆☆小 日本人で唯一の14サミッターである竹内さん。以前、彼のブログか何かを読んでいて、少し上から目線で鼻に付くと思っていましたが、この本を読んで彼に対する見方が変わりました。 そもそも8000m14座を全て…

『それでも僕は歩き続ける』『ウラジオストク』

『それでも僕は歩き続ける』 田中陽希 著 平凡社2021☆☆☆☆小 田中陽希君の300名山ほぼ終わりですがまだ挑戦中のエッセイです。100名山はとにかく初めてでがむしゃらな挑戦、200名山は、どこか周囲に踊らされて走らされていた様な違和感。そして、この300名山…

『ハイジ紀行』

『ハイジ紀行』 新井満・新井紀子 著 白泉社1994☆☆☆潮 30分くらいで読めてしまう、写真と文章の本です。ハイジに憧れていた妻の想いを アルプスの少女ハイジの作者ヨハンナ・シュピーリがハイジを執筆したのと同じくらいの年齢になってから現地を旅するとい…

『うち、カラスいるんだけど来る?』

『うち、カラスいるんだけど来る?』 柴田佳秀 監修 実業之日本社2014☆☆☆小 私にとっては、カラス物は何でも面白いです。既に知っていることが多かったですが、カラスと会話が出来る人がいると信じてしまいました。そこはマンガの空想なのか現実なのか分かり…

『自衛隊という密室』

『自衛隊という密室』 三宅勝久 著 高文研2009☆☆☆小 少し古い本です。「いじめと暴力、腐敗の現場から」という副題がついており、実際に自衛隊でいじめに遭い除隊したり障害をもったりした人のインタビュー記事が続きます。その後、自衛隊の汚職事件の事が続…