書籍・雑誌
『地図で読み解く東京』 岡田直 監修 三才ブックス2021☆☆☆☆小 知っているようで知らない東京の地名や成り立ちが、カラフルな地図も使って説明されていて、とても分かりやすく読めました。 東京は出張の際など時々走ったりしているので、都内もあちこち行って…
『山を買う』 福﨑剛 著 ヤマケイ新書2021☆☆☆☆小 ウイズコロナの時代、ソロキャンプがブームになり、芸人のヒロシやオリラジの藤森氏が山を買ったことを公表したことにより、山を買うという人が増えているそうです。 著者が自ら断っているように、この本はプ…
『ポートランド~世界で一番住みたい街をつくる』 山崎満広 著 学芸出版社2016☆☆☆☆小 全米で一番住みたい都市に10年連続で選ばれているポートランド。そのポートランド市に専門職として雇われている日本人が、コミュニティ作りや歴史、これからの戦略などに…
『ラバウル温泉遊撃隊』 山崎まゆみ 著 新潮社2009☆☆☆☆小 かつて日本軍は戦争をしながら温泉にも入っていた。そんな不確かである意味ふとどきな情報をもとにラバウルと日本を取材していくうちに、本当にあった温泉遊撃隊の隊長にたどり着き、そのインタビュ…
『アマルフィ』 真保裕一 著 講談社2010☆☆☆☆小 エンターテイメントとして面白く読ませていただきました。一介の外交官がここまでできるわけないでしょと思いながら。
『山岳迷宮』 山前 譲 編 光文社文庫2016☆☆☆余 山岳ミステリーの短編集8作が入った文庫本です。短編でもそれぞれにけっこう面白かったです。地名が実在する長井彬著の『悪女の谷』などは、やはり地形図を見ながら読んでいました。
『ALLYになりたい わたしが出会ったLGBTQ+の人たち』小島あゆみ 著 かもがわ出版2021☆☆☆☆小 LGBTQ+の人々を支援する人々のことを「ALLY」と言うのだそうです。航空会社のグループをAlliance(同盟)というのと同じ語源で、味方・支援者という意味だそうです…
『パラオはなぜ世界一の親日国なのか』 井上和彦 著 PHP研究所2015☆☆☆小 一気に読めました。パラオの特にペリリュー島で行われた日米の激戦についてかなり詳細に書かれています。こんな事があったんだと思い知りました。 また、パラオには日本語がそのままパ…
『分水嶺』 笹本稜平 著 詳伝社2016☆☆☆☆☆余 大雪山を舞台とした山岳ミステリーです。舞台はこの秋に私が行こうとして林道を通過できずに断念した石狩岳のすぐのあたりです。地形図を見ながら読みました。 ミステリーとしては少し展開が遅いというかくどい感…
『聖域』 大倉崇裕 著 東京創元社2008☆☆☆☆余 山岳ミステリーです。面白かったです。最後は少しあり得ないと思いましたが。それから、地名が架空なのが残念です。地理院地図を見ながら読みたかったですが、架空となると、自分の中ではそれだけで少しリアリテ…
『深夜特急2』 沢木耕太郎 著 新潮文庫☆☆☆☆ またまた成田空港で暇になり、購入して途中まで飛行機で読んでいました。バンコクからマレー半島を下り、シンガポールまでです。面白いです。特にペナンが面白かったです。今更ですが、全巻読んでしまいそうです。
『深夜特急5トルコ・ギリシャ・地中海』沢木耕太郎 著 新潮文庫☆☆☆☆ 関空で時間が出来てしまったため、最も安く面白そうな本を購入して飛行機の中でも読みました。深夜特急は第1巻のマカオしか読んだことが無かったのですが、ちょうどアジアの東端と西端だ…
『蟻さんの熊野紀行Ⅲ 高野・小辺路を行く』 山村茂樹 著 ナカニシヤ出版2005☆☆☆☆小 この方は古い道しるべが本当に好きな様です。前半は高野山への道を紹介していますが、高野山へのルートはいくつもあり、そのほとんど全てを走破しています。地理院地図を見…
『熊野古道巡礼』 吉田智彦 著 東方出版2004☆☆☆☆小 著者はユーコン川やチベット、インド、サンテャゴデコンポステーラなどを走破したことのある人だが、2002年に埼玉県から熊野に移り住み、熊野古道を踏破しています。 この本には中辺路(なかへち)、大辺路…
『高野山へ行こう!』田中ひろみ 著 JTBパブリッシング2014☆☆☆☆小 高野山のことは実はあまり知らなかったので、大変わかりやすい入門書でした。漫画ですが、いろいろ深い部分もあって、単に観光案内見るよりもずっと頭に入って来ました。 『ブラタモリ 富士…
『下山の哲学』 竹内洋岳 著 太郎次郎社2020☆☆☆☆☆小 日本人で唯一の14サミッターである竹内さん。以前、彼のブログか何かを読んでいて、少し上から目線で鼻に付くと思っていましたが、この本を読んで彼に対する見方が変わりました。 そもそも8000m14座を全て…
『それでも僕は歩き続ける』 田中陽希 著 平凡社2021☆☆☆☆小 田中陽希君の300名山ほぼ終わりですがまだ挑戦中のエッセイです。100名山はとにかく初めてでがむしゃらな挑戦、200名山は、どこか周囲に踊らされて走らされていた様な違和感。そして、この300名山…
『ハイジ紀行』 新井満・新井紀子 著 白泉社1994☆☆☆潮 30分くらいで読めてしまう、写真と文章の本です。ハイジに憧れていた妻の想いを アルプスの少女ハイジの作者ヨハンナ・シュピーリがハイジを執筆したのと同じくらいの年齢になってから現地を旅するとい…
『うち、カラスいるんだけど来る?』 柴田佳秀 監修 実業之日本社2014☆☆☆小 私にとっては、カラス物は何でも面白いです。既に知っていることが多かったですが、カラスと会話が出来る人がいると信じてしまいました。そこはマンガの空想なのか現実なのか分かり…
『自衛隊という密室』 三宅勝久 著 高文研2009☆☆☆小 少し古い本です。「いじめと暴力、腐敗の現場から」という副題がついており、実際に自衛隊でいじめに遭い除隊したり障害をもったりした人のインタビュー記事が続きます。その後、自衛隊の汚職事件の事が続…
『サウジアラビアでマッシャアラー』ファーティマ松本 著 ころから2013☆☆☆☆小 アメリカ留学中に出会ったサウジアラビア人と結婚し、1994年からサウジアラビアで暮らし7人の子供を産んで育てている日本人女性の生活体験記です。サウジアラビアはなかなか自由…
『四分の一世界旅行記』 石川宗生 著 東京創元社2021☆☆☆余 コロナ禍で海外に出ることが出来なくなる直前の旅行記の様なエッセイの様な小説のような本です。単なる旅行記では誰も読む必要のない時代に入っており、作家として旅行記を書くために、出会った人を…
『不祥事』 池井戸潤 著 講談社文庫2011☆☆☆☆余 花咲舞という有能だけれどもはっきりものを言う女子銀行員が主人公の8篇の短編集 です。痛快です。マンガを読むような感じで、一気に読んでしまいました。ちょっと現実には無いのだろうけど、ありそうなリアリ…
『ある日の入管~外国人収容施設は生き地獄~』織田朝日 著 扶桑社2021☆☆☆☆潮 最近、スリランカ人女性の死亡に対し、親族に一部ではあれ所内での動画を見せるなど少しだけ開かれてきた感のある入管ですが、著者はずっとこの問題を問題だとして提起し続けてき…
『僕らが変わればまちが変わり、まちが変われば世界が変わる』榎本英剛 著 地湧の杜2021☆☆☆☆☆ 余市エコビレッジのリモート講座に参加するための必読書となっていたため、直接著者の関係者から購入しました。「トランジション・タウン」という運動をイギリス…
『いつかの岸辺にはねていく』 加納朋子 著 幻冬舎2019☆☆☆☆☆潮 読み終わって泣いていました。帯に、「青春小説かと思いきや、117ページから見えていた景色が反転する感動のミステリー」とありますが、後半はミステリーというより別のジャンル。1人称が変わる…
『手にとるようにユング心理学がわかる本』 長尾剛 著 かんき出版2004☆☆☆☆小 本当にいくつかのキーワードをつまんでしかユング心理学を知らなかった私にとって、めっちゃくちゃ分かりやすい本でした。 意識と無意識のバランス、言語連想検査がうそ発見器の原…
『エベレストには登らない』角幡雄介 著 小学館2019☆☆☆☆潮 角幡雄介氏のエッセイです。アグルーカや極夜行の裏の面というか本音が書いてあって、なんとなく全てが繋がった感じです。なんだかんだ言っても角幡氏ももう45歳なんですね。 私としては装備関係の…
『リヤカー引いてアフリカ縦断』 吉田正仁 著 小学館2019☆☆☆☆小 私たちの時代はリヤカーと言えば長瀬さんだったのですが、この方はユーラシア大陸を横断した後に、アフリカを縦断しています。さらにその後南米も行ったとか。 それだけのツワモノであるにも関…
『自転車日和サイクリングBOOK』 自転車日和編集部 辰巳出版2020☆☆☆小 しまなみ街道、ビワイチ、和歌山の白浜や熊野、つくば霞ヶ浦りんりんロード、出雲大社や中海周辺、秋吉台など、自転車で楽しめるポイントが紹介されています。 国土地理院の地形図で確認…