羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

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『自衛隊という密室』

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自衛隊という密室』 三宅勝久 著 高文研2009☆☆☆小
 少し古い本です。「いじめと暴力、腐敗の現場から」という副題がついており、実際に自衛隊でいじめに遭い除隊したり障害をもったりした人のインタビュー記事が続きます。その後、自衛隊汚職事件の事が続き、田母神氏の問題点が指摘され、最後に第2次世界大戦中の海軍生き残りの方のインタビューが書かれています。

 特にいじめや自殺の部分は衝撃的でした。こんなことがまかり通っているのかという気持ちになりました。

 全体としては構成に脈略が無く、どうまとめるのだろうと思ったら、旧日本軍への回帰ということで著者はまとめた様ですが、乱暴すぎる感じがしました。それだったら、最初のいじめ問題にだけ的を絞った方が分かりやすかった気もします。

 

 緊急事態宣言が明日から解除されます。それはもちろん喜ばしい事ですが、私にとっては明日から毎日の2時間サービス残業が復活することも意味します。宣言前は、あまり気にならなかったサービス残業ですが、定時に帰れる生活を味わってしまうと、少し気が重いです。こうして1日に2冊も本を読むことは難しくなると思います。