『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』 下川裕治 著 角川文庫2016☆☆☆潮
シンガポールからムルマンスクまで鉄道を乗り継ぐルポです。縦断と言いながら、シベリア鉄道でかなり横断していますが、仕方がないのかもしれません。キャフタ条約以降の茶をロシアに運ぶシルクロードとオーバーラップして書いていますが、ちょっとこじつけっぽい感じがしてしまいます。でも、ソ連時代にグルジアのお茶をよく飲みましたので、グルジアの茶が入る前は黒茶を飲んでいたというのはなるほどと思いました。
この中ではやはりミャンマーの部分が一番惹かれました。
『函館本線へなちょこ旅』 舘浦あざらし 著 双葉文庫2015☆☆☆☆潮
この本の2は余市から倶知安なので、以前に読んだのですが、1は札幌から余市までです。舘浦あざらしさんは、毎週火曜日HBCラジオで朝7時40分から10分間聴けるときはいつも聴いています。
この本には朝里で育った過去のことも触れられていて、生家が今喫茶店になっていることも書いてありました。
また、小樽ー余市間は走ったり、自転車で走ったりしている区間なのでよくわかっているつもりでも、あざらしさんの全然違う視点からの発見も多くありました。行ってみたくなったところも何か所か出てきました。
同い年なんですよね。