『それでも僕は歩き続ける』 田中陽希 著 平凡社2021☆☆☆☆小
田中陽希君の300名山ほぼ終わりですがまだ挑戦中のエッセイです。100名山はとにかく初めてでがむしゃらな挑戦、200名山は、どこか周囲に踊らされて走らされていた様な違和感。そして、この300名山では、急いで走る訳ではなく、納得した自分の登山をし続けています。8割がた終わって、コロナ禍で停滞中の山形で書いたようですが、なかなか良いです。単純に装備の話とかでも大変参考になります。
私としては陽希君のアドベンチャーレースにおける師匠でもありチームメイトでもある鬼軍曹こと田中正人さんと、この2年間で個人的にお話しできる間柄になったので、陽希君が正人さんについて言及している部分は特に共感を持って読みました。
『ウラジオストク』 中村正人 著 朝日新聞社2019☆☆☆小
日本から2時間半で行けるヨーロッパ、ウラジオストクのガイドブックの様な、エッセイの様な本です。写真が奇麗で、とても参考になります。ただ、情報は多いのですが字が小さすぎて、正直、全部は読んでいません。
今はコロナ禍で千歳ーウラジオの直行便も運休している様ですが、復活したら2泊3日とかでも良いから行ってみても面白いかもと思うようになりました。サハリンよりも行きやすいのかもしれません。サハリンは、昔の日本を探す旅ですが、ウラジオは昔のロシアとソ連を探す旅になるのかな?