日本の入管がどれほどひどい扱いを難民申請している人(していない在留外国人も含めて)に対してしているか、読んでいて胸が痛くなります。最低限の人権も保障されず、何より、人間として扱われていない。最低限の人と接するときの尊厳を、なぜ入管職員は持てなくなってしまっているのでしょうか。
ミャンマー人女性ウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった事件などを契機に、少しは入管も変わりつつあるようですが、国連高等弁務官事務所が難民認定した人ですら難民に認定しようとしない日本政府の姿勢が背後にあります。
そして、そういった政府の姿勢を、無関心という形も含めて支持しているのが、ある種の単一民族安心論に洗脳されてしまっている日本の世論なのかもしれません。
一方で、ずっとぶれることなくこの問題に取り組み続ける児玉晃一弁護士らには頭が下がります。
私自身も、知っているつもりで何もしてきませんでした。今後はこの入管から離れた地で何が出来るか分かりませんが、とりあえず「入管問題調査会」のフェースブックをお気に入りに登録し、定期的に情報を得ていこうと思いました。
『美しいものを見に行くツアーひとり参加』 益田ミリ 著 幻冬舎2017☆☆☆余
40代の女性が一人で5本の海外ツアーに参加した旅行記です。ノルウェーのオーロラ、ドイツのクリスマスマーケット、モンサンミッシェル、リオのカーニバル、平台湾渓天燈祭と、テーマははっきりしています。リオのカーニバルにツアーで参加すると100万円近くかかるのですね。