羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

大雪山一日10座

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 昨日から1泊2日で大雪山に行っていました。

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 昨日は、黒岳ロープウエイとリフトで7合目まで行き、そこから山歩き(一部走り)を行いました。

 行ったり来たりで計29㎞、8時間半の行程になりましたが、とにかく風が強かったです。

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 旭川で宿泊しましたが、スタートが遅れ、始発の6時には間に合わず。7時発のロープウエーに乗りましたが、乗客は私一人でした。

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 5合目でトイレに寄って、リフトで7合目へ。黒岳山頂が見えています。

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 ここから登山開始です。

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 1座目、黒岳。山頂から突然の爆風でした。黒岳への登り40分でした。

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 黒岳から黒岳石室へ。爆風です。

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 黒岳石室と佳月岳。あまりの風の強さに、ここまで来たもののこの後お鉢巡りなどを躊躇している登山者がいました。管理人さんと少しお話をしました。

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 佳月岳(2座目)。標識は折れていてありません。往復21分でした。

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 黒岳石室からお鉢周りでお鉢平展望台。完全にガスの中で、ここを北鎮岳分岐と勘違いしていました。

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 北鎮岳(3座目)。ガスで何も見えないし、強風です。

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 北鎮岳からそのまま進んで比布岳に向かいます。

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 本当は比布岳→安足間岳→当間岳と進んで、裾合分岐から中岳温泉をぐるっと回ってお鉢に戻るつもりでしたが、比布岳の手前の鋸岳の横を通っているあたりで、ハイマツに付いた雲の水滴が下半身とシューズを濡らしだし、爆風の中で低体温症にもなりかねないと思い引き返しました。

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 そして、北鎮岳を登りなおした後、下山して北鎮分岐を通り越して、北鎮分岐だと思い込んでいたお鉢平展望台まで戻り、ここが分岐ではないことに気づきました。2時間ほど経つと、ガスがかなり消えていました。逆に言えば、ガスの中の行動はやはりミスルートしやすいということです。

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 ここが北鎮分岐です。2度も通ってどうして気づかなかったのでしょう。3回目です。

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 北鎮分岐3回通過前後の軌跡です。

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 4座目、中岳。じっと待って写真を撮っている人がいました。(この日は、それくらいお鉢回りでもあまり人と会いませんでした。)

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 中岳分岐から下からまわって行く予定だった中岳温泉に下ります。ここは走りやすい道でした。

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 足を入れようとしている登山者がいましたが、私は手だけ。爆風で冷たくなっていたので、ほっとしました。

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 ちょうど12時ごろだったので、昼食にしました。コンビニで買ってきたおにぎりと鶏肉です。

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 お鉢へ登り直し、5座目、間宮岳。といっても、なだらかなお鉢の一部でした。

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 6座目、荒井岳。と言っても、標識もないお鉢の一部です。南に白雲岳が見えて来ました。北鎮岳、比布岳方向はずっと深い雲の中でしたが、南の方は雲が薄い様です。

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 7座目、北海岳。やはり北鎮岳山頂は雲の中です。

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 白雲岳方向は時々晴れています。白雲岳は登るつもりは無かったのですが、ここだけは先日よりも条件が良さそうなので登ることにしました。

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 2週間前には雪渓を渡った部分は、雪渓が小さくなりほとんど岩でした。2週間でこんなに雪が減るのですね。この写真は2日目に振り返って撮りました。

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 8座目、白雲岳。かろうじて旭岳が見えました。大切ゼブラは、雪が減ってしまい無くなっていました。でも、前回は真っ白だったので、登って良かったです。

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 白雲分岐から赤岳へ。赤岳手前の石は確かに赤っぽいものが多いです。爆風です。

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 9座目、赤岳。ここで登山道は大きくカーブし、銀泉台に下ります。本当は翌日行く予定でしたが、時間が余ったので1日目に赤岳まで行って引き返しました。爆風です。

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 10座目、小泉岳。赤岳から緑岳の分岐近くにあり、はっきり言って山だと思いませんでした。爆風です。

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 そして、最後の緑岳へ。このあたりから本当にめちゃくちゃな風になってきて、緑岳は行かずに白雲避難小屋に行ってしまうかどうかかなり悩みました。

 ここで、足元に黒く動く影が。ウサギでした。ナキウサギではなく、普通のウサギでした。

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 11座目、緑岳。ここは本当に爆風。この日一番。標識を正面から写真におさめることも難し状況でした。秒速25m以上あったのでは。

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 白雲小屋周辺の軌跡です。右上が赤岳、一番下が緑岳、ゴールが避難小屋です。

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 避難小屋へ向かう途中の雪渓の始まり。

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 雪渓の上にはトラロープが張ってあって、小屋へ導きます。

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 避難小屋のところは、少し風が弱くなっています。

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 強風でテントを張る気にはなれず、2,000円出して小屋に泊まりました。お金が無くなり、環境省の協力金1000円をさらに支払う余力はありませんでした。

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 爆風の中でも2張りテントを張っている人がいました。テントは500円で済みます。かくあるべきでしょうが、寝れなかったと思います。

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 管理人さんと、環境省の委託でアンケート調査を行っている人の他は、宿泊客は私も含めて3人。一人一人の仕切り板を少しずらして広々と使わせてもらいました。

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 新しい固形燃料を使いましたが、あっと言う間に燃え広がり、無くなってしまいました。3つくらいに切って使うと、1個でちょうど180㎜の水を2,3分で沸騰させた頃に燃え尽きるので、2回目からはそうしました。

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 インスタントラーメンを晩御飯にしました。

■1日目記録

黒岳7合目(40分)黒岳(休憩込み14分)黒岳石室(佳月岳往復21分)黒岳石室(45分)北鎮分岐(11分)北鎮岳(鋸岳下まで往復45分)北鎮岳(24分)お鉢平展望台(19分)北鎮分岐(20分)中岳分岐(中岳温泉往復51分昼食込み)中岳分岐(46分)北海岳(37分)白雲分岐(白雲岳往復34分)白雲分岐(22分)赤岳(20分)小泉岳(30分)緑岳(29分)白雲岳避難小屋