そこから普通はケーブルカーに乗るのですが、私はそこから歩き始めました。
スタートの橋です。
黒岳ロープウェイの横の山道を想像していましたが、全てコンクリートで整備された山道でした。
昔は女性は高野山に入ることが出来なかったので、高野山の周囲を回るように女人道があります。
私も一部女人道を通って弁天岳経由で大門から入りました。
大門をくぐると、いきなり人々の日常生活の場です。喫茶店もコンビニも美容室もあります。聖と俗が交錯しています。
あとは空海の作ったテーマパークです。
根本大塔。
真言宗総本山。まだまだ沢山の名所だらけで、紹介しきれません。
やきもち、くるみ餅でちょっと休憩。
そして、今日の宿。この多宝塔が国宝になっている金剛三昧院の宿坊です。
これが驚きの快適さです。wifi まで完備です。洗面所はシャンプードレッサー付。
でも一番気に入ったのが縁側です。午後に光を浴びながら、美しい庭を見ているとそのままどこにも行きたくなくなりました。
荷物を置いて午後の観光へ。昼食は街中の喫茶店で精進ラーメンセット。
名所になっているわけではないけれど、私にとっては是非来たかった滝口入道斎藤時頼のいた寺。横笛が鶯になって来たという木と井戸もありました。平維盛が出家させてくれと来たのもここなのでしょう。
この一の橋を渡るとそこから向こうは2kmに渡ってお墓の世界。一箇所にこれほど多くの墓がある場所を知りません。
ありとあらゆる有名人の墓も、さらにただ小さな石っころを積み上げただけの庶民の墓?も、現代の大企業が作った墓も何でもあります。平敦盛と熊谷直実の墓を見つけられなかったのは残念でした。
でも高野山で一番重要なのはこの奥です空海が今も生きてそこにいるそうです。奥之院弘法大師御廟です。
宿に戻りお風呂をいただきましたが、これがまた御影石に檜の立派な浴場でした。
そして夕食。胡麻豆腐がチーズのようで美味しかったです。オレンジもさすが和歌山と思いました。
写経体験も。墨汁はありません。すずりで墨をすったの小学生以来では。でも筆は辛すぎて2行目からは筆ペンになってしまいました。
あらゆる意味で高野山はワンダーワールドです。