2日間で大雪山を縦走しました。本当は前日夕方にロープウエイに乗り、旭岳登山のあと、旭岳の裏で1泊目のテントを張る予定でしたが、MTBを天人峡にデポしたりしているうちに到着が遅れ、最終ロープウエイに間に合わず、前日は旭岳温泉のキャンプ場にテント泊しました。
1日目の北側の拡大図です。
朝1番、6時30分発のロープウエイで姿見駅へ。ここからスタートです。
ザックは古い60リットルのザックに、OMMのドリンクホルダーだけ付けました。
旭岳まで1時間15分でした。ロープウエイには様々な人が乗っていて、旭岳やお鉢周りまでは、かなり速いトレランランナーや私よりも速い大きな荷物を背負って登る人などもいて同じロープウエイに乗っていた人の中では5番目に着きました。
晴れていて、周囲も良く見えましたが、この日一番よく見えたのはこの時間だけだったのかもしれません。
旭岳の裏側の雪渓。スキーが無くても雪は得意です。
旭岳裏のテント場。トイレはありませんが、雪解け水を得られます。ここに1泊目のテントを張る予定でした。
お鉢巡りとの分岐。旭岳から40分。大雪山北側のカルデラ外輪山みたいな所です。計画では北側から時計回りに巡って、北鎮岳や黒岳も回る予定でしたが、スタートが姿見になってしまったので、無理をせず、南周りで最短コースを行きました。
南下するルートとの分岐でもある北海岳。お鉢は走りやすく分岐から26分。
南下して白雲岳を目指します。その途中で大学生、中学生の姉妹とお父さんという3人パーティーを抜かしました。この親子とはこの後2回会います。
白雲岳の分岐まで40分。そこから白雲岳まで往復40分。少し登ったところで大きなザックはデポしました。白雲岳、旭岳からは見えていたのに完全に雲の中。大雪ゼブラを見る事が出来ませんでした。
白雲岳分岐近くから白雲岳避難小屋。20分。昨年建て替わったとてもきれいな小屋です。テント場もあります。
白雲岳避難小屋から南は、緩やかな下りでとても走りやすいところです。気持ちが良いです。三人組の親子パーティーをまた追い抜きました。
東側(左手)の沼地帯はヒグマ出没のため通行禁止になっていました。右奥雲の中に忠別岳が見えます。
忠別沼手前で12時になったので昼食。朝、キャンプ場でお湯を入れておいた赤飯、塩の粉も同封されていて美味しかったです。この赤飯の昼食はありです。
忠別沼と忠別岳です。少し北側までは、西側がなだらかで東側が絶壁だったのに、忠別岳では反対に西側が絶壁で東側がなだらかになっています。不思議。
忠別岳。白雲岳避難小屋から2時間22分でした。この山の絶壁は、落ちたら確実に死ぬことが出来るだろうという感じで、怖かったです。
逆側から忠別岳を振り返ります。
進行方向には五色岳、化雲岳。その奥のトムラウシは雲で見えません。左下に忠別岳避難小屋とキャンプ指定地が見えます。3人組親子はここにテントを張ったそうですが、避難小屋には10人以上人がいたものの、テントは一張りだけだったそうです。
忠別岳より南側の軌跡です。
五色岳というかただの分岐。忠別岳から1時間12分。トムラウシは雲の中です。
左奥に化雲岳。1日目はトラバースします。大雪山では所々に木道が整備されています。木道だと荷物を背負っていてもキロ6分台で走ることが出来ます。標高2000mを下回るとハイマツが出て来てめんどくさいです。
今日のテント場ヒサゴ沼が見えてきました。五色分岐から1時間24分。1日目総行程9時間で30㎞でした。
16時前にも関わらず、テント場はけっこうびっしり。ここにテントを張ります。隣のグレーのテントは女性一人でしたが、許可をもらい、水場を教えてもらいました。
上は翌朝の写真です。大学か何かのいくつものまとまったテントもありました。
浄水器初使用です。
ご飯を食べたら、17時頃から寝るだけです。ナキウサギの声の他、周りのテントの夫婦の会話とか、大学の先輩と後輩との会話とかが全部聞こえてしまうので、MPプレーヤーをずっと聞いているうちに、いつの間にか朝になっていました。
■1日目の記録
姿見駅(1時間15分)旭岳(40分)お鉢分岐(26分)北海岳(40分)白雲岳分岐(19分)白雲岳(20分)白雲岳分岐(21分)白雲岳避難小屋(2時間22分)忠別岳(1時間12分)五色岳(1時間24分)ヒサゴ沼