羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

ニセコエクスペディション2023 準優勝

 ニセコエクスペディション、34時間以上の死闘の上、結果としては2位となりました。体、ボロボロです。
 優勝したのは海外(アメリカ中心)から参加のBend Racing Skindoctorというチームです。世界大会常連の強豪です。結果的には16ポイントの僅差でしたが、実感としては他の2チームも含めて完敗です。

 この大会の優勝チームは2月にニュージーランドで行われる8日間の世界大会への招待となっていましたが、実力もないのに勝っていたら大変なことになるところでした。

 今回の大会は、スマホがレース中は完全封印され、外部との接触はもちろんスマホによる写真撮影も禁止されていました(ナビゲーションを一切させない為)。したがって、大会期間中、私も一切の連絡は取れなかったし、写真もありません。GPS時計のログはナビゲーションしない条件で許可されていましたが、時計を長持ちさせるため、最後の方のバイクの一部以外は取っていません。写真は大会の公式フェイスブックからです。

 4回目のニセコでのアドベンチャーレースですが、昨年、田中正人さんがコース設定をしたことによって、大きく難易度が上がりました。今年は昨年をはるかに超えて、はっきり言えば無茶苦茶過酷でした。海外からの強豪に合わせて難易度を上げたとのことですが、結果的に完全完走チーム(時間内にすべてのセッション、ポイントを取ってゴールすること)ゼロというものでした。田中正人恐るべしです。

 詳細なデータは今ありませんが、ざっくりいうと

1、真夜中のパックラフトを担いでのMTB30分くらい。

2、真夜中から夜明けの尻別川蘭越尻別川河口までのパックラフト5時間半くらい。流れが無く向かい風、真っ暗な中で漕ぎ続けました。

3,蘭越町港から雷電までの、脱出が難易度の高い沢下りなどしか考えられないトレラ  

ン。2時間くらい。ここの最後で滑り落ち、オクタのお尻に穴が開きました。

4,湯内川の沢登り。まず、海岸を越えて沢まで行くのが命がけ。上の写真にはロープが張ってありますが、その向こうはロープも無く、命がけ。その後、湯内川の沢登り。ロープで上がったり、ロープもスタッフもいないのに、どうやって上がればいいの?という滝が数か所あったり、ショルダーの滝という全身ずぶ濡れの足場がなく4人で協力しなければ登れない滝など、命がいくつあっても足りないようなセクション4時間くらい?

5,旧朝日温泉から、前雷電雷電ー目君内岳ー旧新見温泉のトレラン。雷電山までの 登りはほぼ廃道と化していて、実質的な藪漕ぎ。沢登で冷め切った体に、雨、笹からの水滴などでめちゃくちゃでした。このセクションで道をロストしたり低体温症で引き返したチームが結構あったそうです。23チーム中、このセクションまで通過できたのは8チームだそうです。私たちで8時間。私たちのチームの若い二人に年寄り二人(特に私)が付いていけず、限界を感じた場面でした。

6,新見温泉下の滝周辺の崖をよじ登るボーナスポイントのトレラン(私たちはパスしました)

7、旧新見温泉での1時間の強制休養

8、夜になりMTB17㎞1時間

9、夜のオリエンテーリング。RroCP(ボーナスポイント)を捨てた私たちは、こちらのボーナスポイントでその分取ろうとしましたが、超難易度の高いオリ。密度の濃い藪漕ぎか、遠回りしなければいけない罠だらけのオリエンテーリング2時間

10、夜から朝のMTB85㎞10時間くらい。とにかく長い。眠い。私はコンクリートと砂利道に横たわって2度5分ずつ寝ました。

11、五色温泉からゴールのニセコアンヌプリスキー場までトレラン40分くらい

 合計で総距離200㎞以上を34時間以上かかりゴールしました。途中まで私たちは4位でした。昨年僅差で準優勝だった「ラッセル隊」と本州から参加の国内の有力チーム「ふきのとう」がBend Racingとトップ争いをしていました。しかし、最後のMTBの途中にあるCP35を7月2日の午前5時までに通過しなければならないのにこの2チームは通過できず、そこで終了。3位と4位になっていました。実力的には私達より上だと思います。

 今までの人生で経験したことの無いことを沢山体験させてもらいました。大会関係者や参加選手の皆さん、何より蝦夷モモンガのメンバーに感謝です。

 この大会、蝦夷モモンガは1回目は準優勝、2回目はトップを走っていたのに私の怪我でリタイア、3回目は優勝、4回目の今回は準優勝という結果となりました。モモンガとしては若い二人と年寄り二人の体力差が顕著となり、若い二人にはもっと高いレベルでのチーム編成をしてもらった方が良いのかなと思っています。大好きなチームですが。