羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

羊蹄山真狩コース4時間

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 今日は天気も良く、仕事も無かったので、羊蹄山に登ってみました。

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 当初はいつもの京極コースを雪の限界まで登ってみようと思っていましたが、京極温泉はコロナで臨時休業。さらに、北斜面より南斜面の方が雪解けが早いだろうという判断もあって、真狩コースにしました。

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 余市を出た時は快晴でしたが、羊蹄山登山口に着くと、頂上付近には雲がかかっていました。

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 下は真夏の様な日差しでしたが、昨日の雨で下は濡れているだろうし、雪渓もあるでしょうから、コロンビアモントレイルのアウトドライのシューズにゴアのスパッツを付けました。ザックには軽アイゼンも入れておきました。

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 私、真狩コースはあまり好きではありません。登山道がくねくね横に無駄にトラバースしていて、高度が稼げず時間がかかるからです。ただ、ニセコアドベンチャーレースに向けては、トラバース気味の所が多いのも良いトレーニングになるかもしれません。

 昨日の大雨の影響はさほどでもなく、標高1200mくらいまでは順調に登る事ができました。

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 6合目手前からです。真狩の街が良く見えます。登りの時にはこの高さまでは晴れていましたが、下りの時はここも雲の中でした。

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 そして、時折、登山道に雪が残る様になってきました。こうなると、雪が無い時だと頭の上にある木が、ちょうど膝のあたりにあったりしてくぐる事が出来ず、上を越えるのにも時間がかかります。

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 また、途中何度も雪渓をトラバースします。下まで落ちてしまうのではないかと少し恐怖です。

 真狩コースで一番嫌なのが、8合目から9合目までの標高1600m付近のトラバースです。全然登らずにただ横に移動します。ここだけで行きも帰りも10分ずつかかってしまいます。

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 9合目を越えると、風と寒さが一変します。

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 先行者が雪渓を登っています。この方も含めて、4人抜かしました。

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 さらに外輪山の稜線に出ると爆風です。雨具と指先まである手袋をはめました。ここまで1時間58分くらいでした。

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 そして、旧避難小屋跡の所から、全面雪渓と深いガスで方向が分からなくなりました。

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 コンパスも地図も、羊蹄山は迷いようが無いと思って持ってきていませんでした。先行者も抜いてしまって誰の足跡もありません。

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 ハイマツの群生にたどり着き、しばらく移動すると登山道に戻る事が出来ました。

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 その後、もう一度雪渓で分からなくなる所があって、何とかヒラフコースとの分岐のピークに到着しました。ここももの凄い風で、もう、それ以上行きたくなくなりました。ここまで登り2時間23分でした。

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 頂上付近の迷走の様子です。

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 地形図の「+」記号あたりの、普段なら間違いようがない所を彷徨っています。地図とコンパスはどんな時でも持っていないとダメですね。

 下りでも一か所、コースが大きく右に曲がっているのに気づかず、雪渓を渡ってしまい、少しコースを外れてしました。

 6合目から下は走りやすかったです。下りのペースそのものは遅くはなく、塩谷丸山でトレーニングを積んだ効果があったと思います。下り終えてそれほど大きな疲れにはなっていない気がします(強烈な筋肉痛にはならないで済むかもしれません)。

 下まで降りると、上の爆風が嘘のような陽気でした。

 その後、綺羅の湯で汗を流し、倶知安のCamp&Goでニセコアンヌプリに行っていたyamamoto氏と偶然会いました。Camp&Goでは色々な人に会えたり、色々なラッキーもありました。

 ニセコアドベンチャーレースまで1か月あまり。4時間くらいのトレイルを走る力は付いてきたようです。