羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

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『マレー半島美しきプラナカンの世界』

マレー半島美しきプラナカンの世界』 イワサキチエ・丹保美紀 著 産業編集センター2007☆☆☆☆小

 「プラナカン」とはマラッカ、ペナン、シンガポールに主に住む、もとは中国系でマレー系とも混血した人々を指すそうです。男性を「ババ」、女性を「ニョニャ」ということもあるそうです。

 特にイギリス植民地時代に割と裕福だった人々で、建物、家具、サンダル刺繍、料理などに独特の高く美しい文化を持っているそうです。

 そういったことを、この本を読む前にはほとんど知りませんでした。

 この本は、そのあたりのことを大変分りやすく書いているだけではなく、マラッカ、ペナン、シンガポールそれぞれの街の特徴をプラナカンの視点でまとめていて面白いです。

 この本を読んで、たとえばマラッカのプチホテル「ブリ」などに泊まってみたくなりました。この本を読んでいればそのホテルのすごさがわかるけれども、宿泊情報サイトではただの中級ホテルになってしまっています。

 とにかく、写真が美しい本でした。