朝になって天気予報は晴れに変わっていました。
小雲取越、大雲取越を完走しましたが、特に大雲がきつかったです。
川湯のキャンプ場を8時前に出発しました。
このあたりはどこも川の水が綺麗です。
ここが小雲取越の出発点です。本来は熊野速玉大社から熊野那智大社を経由して本宮に行く道なので、私は逆から行っています。
小雲取越は走りやすい古道らしい道が続きます。険しく無いので一番お勧めかもしれません。
中辺路の一部となるので全く正確ではありませんが500mおきぐらいにマイルストーンがあります。
中辺路と紀伊路の分岐です。
古いマイルストーンもあります。
だいぶ南に来たためか、植生が変わってきた気がします。
海か湖かと思ったら雲の海でした。
小口という集落に降ります。とても雰囲気の良い集落でした。2日に分けてここに泊まるのも良いと思いました。
小雲は簡単に終えることができましたが、大雲はいきなりこういう階段が標高差で500mくらい続きます。
こういう階段状はまだ良いのですが、斜面につ対して平行に石の舗装の様になっているところは、滑って恐怖です。
ものすごく注意していたにもかかわらず、下りで三回思いっきり滑って転びました。
一部通行止めとなっていて、普通の林道を3kmほど迂回します。
いきなり近代的な休憩所と舗装路が出てきて、ここからは楽かと思ったらこの後も上る降る。疲れが溜まってきたこともあるのか「また登り?」と独り言を話していました。
ちなみに今日も全行程で村人以外誰とも会いませんでした。
いよいよ那智大社近くの最後の下りです。
熊野那智大社到着です。目的達成できました。
八咫烏の神社もありました。
那智の滝も見えました。近くまでは行きませんでした。
最後に本来は登る大門坂を下ります。標高差で150mくらいあります。
下りきったところで縦走は終了です。バスで那智勝浦市街まで行きました。
今日は民宿を予約してありました。客は私一人の様です。
さすがにマグロが美味しかったです。それから、あまり好きではなかった筈のもずく酢も。体が欲していたのかもしれませんね。
途中バスを使ったりしてもいいやと思っていたのに、高野山から熊野那智大社まで全行程縦走をする事が出来ました。日本のロングトレイル素晴らしいです。もう少し心と時間に余裕を持ってゆっくり歩くことが出来る様になるとまた違った良さが見えてくるかもしれません。