『手にとるようにユング心理学がわかる本』 長尾剛 著 かんき出版2004☆☆☆☆小
本当にいくつかのキーワードをつまんでしかユング心理学を知らなかった私にとって、めっちゃくちゃ分かりやすい本でした。
意識と無意識のバランス、言語連想検査がうそ発見器の原型であること、人類共通の普遍的無意識、外向性と内向性を元にした8つの個性タイプ、コンプレックスと投影、原型としてのグレートマザー、老賢者、アニマとアニムス、自我と自己とペルソナの関係など、目から鱗が落ちた様に理解出来ました。
さらに、ユングとオカルト、UFO、錬金術など新たに興味を持って知りました。
ユングとフロイトとの関係もあちらこちらに出て来てよくわかりました。フロイトもユングもユダヤ人だと思っていましたが、ユングはプロテスタント牧師の息子でユダヤ人では無かったです。
ユングの心理学が人の心の病気を治すためにあるという大前提があり、私の心もこの本で少しだけ治された気もします。