『ほった。』 坂本 達 著 mikiHouse2006-13☆☆☆☆☆高
ミキハウスの社員である坂本さんが、社員のまま4年3か月の有休をもらって世界一周自転車旅行をした『やった。』の続編です。
坂本さんは自転車旅行の時、ギニアでマラリアと赤痢を併発し、大変だったところを村の若い医師と村人に助けられたことがあります。その恩返しに、ギニアの貧しい村に、ギニアの人々の手によって、ギニアの人々の役に立つ井戸を掘った話です。
坂本さんは講演をしながら日本縦断自転車旅もしていますが、彼はメッセージを大変わかりやすく子供たちに伝えています。それは①あいさつをする、②感謝の気持ちを忘れない、③自分の得意分野(個性)を持つです。
彼がサムシング・グレートと呼んでいる、何か神がかった力も、彼のそうした姿勢が呼び起こしている様な気がします。
これだけのことをしながら、いまだにミキハウスの正社員。木村社長をはじめとして凄い会社だと思います。
私も素直に原点に戻って何かしなくてはと思わされた本でした。
『インデックス』譽田哲也 著 光文社2015☆☆☆高
ストロベリーナイトやブルーマーダーをかつて読んだので、その続編の短編集なのですが、忘れてしまっていることが多く、デジャブにもなりました。マンガみたいな感じは変わりませんが、面白いです。