羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

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『ベドウィン達の唄が聴こえる』

ベドウィン達の唄が聴こえる

ベドウィンの唄が聴こえる』 野川 勇 著 けん出版1978☆☆☆仁

 昭和49年(1974年)にロンドンからパリ、フランクフルト、イスタンブール、イラン、アフガニスタンパキスタン、インド、カトマンズバンコクと旅した記録です。時代を感じさせます。

 アフガニスタンのカブールが、バンコクカトマンズイスタンブールなどと共に、安旅行者のたまり場で、とても面白い街だったことがわかります。

 1960年代にカンボジアアフガニスタンを旅した人たちは絶賛じていたと聞きましたが、70年代でもアフガンの人々の誇り高さやホスピタリティはかなりのものです。

 また、パーレビ時代時代のイランが、他のイスラム諸国とはかなり違う雰囲気なのも驚かされます。テヘランの中心街は東京と変わらないと書いてあります。まさか、その後に原理主義革命が起こるとは。

 1974年といえば、私がソ連に行った年でもあり、ジャルパックを使ってヨーロッパに旅行もしたので(子供でしたが)、何となく懐かしくなる部分もありました。