羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

『53歳が往くユーラシア横断自転車の旅』

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『53歳が往くユーラシア横断自転車の旅』 奥平正和 著 KKベストブックス2014☆☆☆倶
 年代の近い方の旅行記なので、変な誇張や自慢が無く、安心して読めました。オートバイで世界1週とかもしている旅のベテランが初めての自転車旅行。
 一番面白かったのは最初の中国です。中国人について私自身も少し良くない偏見を持ち始めていましたが、田舎の中国人はどこでも良い人が多いのですね。そこはこの本で一番再認識させられました。そして中国はやはり食が安くて美味しそうです。
 読む前に一番楽しみにしていたのは今、私が行ってみたいトルクメニスタンでした。が、著者はあっさりウズベキスタンからアゼルバイジャンに飛行機で飛んでしまいました…。仕方がないといえば仕方がないのですが、イラン経由ででもトルクメニスタンを走って欲しかったです。
 また、トルコ、ブルガリアセルビアクロアチアスロベニアと進むにつれ、走りやすくなっていく様子がよくわかりました。私も旧ユーゴを自転車で走ってみたいと思いました。したブルガリアの1200kmブルベに出ようという計画もずっと温存したままなのですが。