『僕らが変わればまちが変わり、まちが変われば世界が変わる』榎本英剛 著 地湧の杜2021☆☆☆☆☆
余市エコビレッジのリモート講座に参加するための必読書となっていたため、直接著者の関係者から購入しました。「トランジション・タウン」という運動をイギリスで体験し、それを神奈川県藤野で13年間にわたり実践した記録です。
トラジション・タウンについては全く知りませんでしたが、この活動がもとになって全国的にも広がっているようです。
「やりたい人が、やりたいことを、やりたい時に、やりたいだけやる」がモットーですが、トラジションン・タウン運動には、かなりしっかりとしたバックボーンがあります。そうして、ローカルなところから実践しつつ、他の地域との実践と結びつきながら孤立せずに世界を変えていこうというものです。
既存の地域おこしやボランティアと何が違うのかと思って読んでいましたが、持続可能で孤立しないシステムが違うのかもしれません。
自分の地域であらたにトラジション・タウンを行うには、「自分の他にあと二人同じような意識を持ったひとを探して下さい。一人だと潰れる、二人でも意見の違いを克服できない。でも3人いると定着しやすい」という様なことが書かれていて、そこに一番納得しました。
余市エコビレッジのセミナーには間に合いませんでしたが、エコビレッジに行った際に何か共有できればと思っています。