後藤さんの友人でありジャーナリストである栗本さんが、後藤さんの思いを分析し替わりに語ってくれています。途中に入るジャーナリスト論みたいな部分は不要だった気もします。
後藤さんの生前の行為によってイラクの中に「ひとの善意の連鎖」が生まれていた部分に一番感動しました。
後藤さんがムスリムの事を大変尊敬したクリスチャンであったことも知りませんでしたが、そのことが湯川さんを見捨てずに行動に移ったという分析も納得できるものでした。
そして、安倍首相のカイロでのメッセージが、後藤さん殺害に大きな悪い影響を与えたタイミングと内容であったことも改めて認識しました。そんなことも含めて、後藤さん本人は誰をも恨んだりしてほしくないと願っているだろうことも。