羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

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足跡見て退散

  昨日は稲穂峠の上にある793m峰に沢側から登ろうと、稲穂峠仁木側の登り口付近からアドベンチャースキーにシールで登り始めました。

 途中まで林道があり、旧鉱山の取水口みたいなところまではスノーシューの跡が付いていました。

 取水口を超えると沢を登る事になりますが、結構大変。少し左に巻いているうちに、尾根に出た方が楽そうに思えてきて、細い尾根に出ました。

 しかし、尾根が細すぎて、南側の雪はなくなりつつあるし、結構起伏があって、木の枝を捕まえながら腹ばいになって登る場面も。

 ふとさらに南の尾根を見ると、その尾根に向かって私が入った沢の一本南の沢から、スノーシューで登っている跡が見えました。

 「こんな所を登る人がいるのか」という驚きとともに、「あの尾根が一番登り安いのだろう」という安心感もあり、かなり傾斜のきつい沢をトラバースしながら何とか尾根に出ました。

 こちらの尾根の方が広く少し登りやすいです。そうして登り始めると、スノーシューの跡と思った足跡は、思いの他小さく深い。

足跡見て退散

 ゲゲッ。これは熊では?

足跡見て退散

足跡見て退散

 雪の上に残る熊の足跡を見た事がないので、確証はありませんが、一つの大きさ20cmくらい。人間の足跡の様に長細くはなく、鹿やキツネとかとは全く違います。 

足跡見て退散 

 雪の状態からして、一日以上前のものと思われました。日向は消えかかっていますが、針葉樹の蔭などは深く残っています。

足跡見て退散

 音を出しながら少し進みましたが、私が取ろうとする尾根のルートと足跡のルートは驚くほど重なってしまい(人も熊?も歩きやすいところは同じなのですね)、何とも気味悪くなってしまいました。冬眠開けだろうし、近くに冬眠穴があったのかも。小熊のためにエサを探しに出て行ったとしたら…。標高400m付近で退散することにしました。

 でも、これは本当に熊の足跡なのでしょうか。詳しい方いましたら、教えて下さい。