羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

襟裳岬1000を振り返って

(これより前の10個ほどの記事に簡単に加筆しました。それ以外の部分中心に書いています)

1日目 札幌ー沼田―名寄ー興部ー紋別常呂 395km

襟裳岬1000を振り返って

 7:00組のスタート後の様子です。

 7:30スタート。すぐにピーターと一緒に走りましたが、雨でドラフティングが出来ず、ずっと平行か離れて走っていました。

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 平地ではピーターが速く上りになると若干私の方が速い感じでした。

 軽い向かい風でも30km/hオーヴァー。それを10時間以上続けました。これは私にはオーバーペースだったようです。

 下川で突然私の足が攣り、先に行ってもらいます。しばらく一人旅をしていたら、後ろから集団列車が。乗せてもらっているうちに回復し、天北峠の上りで一旦ピーターに追いつきました。

 そこから西興部へはハイスピ―ドの集団走行。しかし、ちょっとした上りでまた私の足が攣り一人旅。

 興部でラーメンを食べ、紋別で暗くなります。

 紋別の夜風の中を群馬のT所さんと一緒に走った時が一番幸せでした。

 湧別手前でピーターに追いつき、そこからはピーターに引かれるままに走りました。

 0時近くなり私が眠たくなって、ペースダウン、ピーターは先に行きました。

 常呂のコンビニで味噌汁などで暖まり、少し先で寝ました。

2日目 常呂ー網走ー美幌ー足寄ー浦幌ー帯広ー広尾(豊似) 320km

 朝は霧雨、十勝に入ると晴れて暑くなってきました。数人のランドネに会いましたが、基本一人旅でした。

 津別ー陸別ー足寄ー本別ー浦幌の部分が、暑くて向かい風で道路状況も悪く、きつかったです。実は1日目の終わりぐらいから、お尻と股がすれて痛くなっていました。それが、今回のブルベで最も辛かったことです。そこに道路の継ぎ目の振動。辛かったです。

 十勝川温泉を経由し帯広で夕食。

 19時ごろに帯広を出ますが、ペースは上がりません。霧。

 中札内の道の駅で休み、霧雨が服を濡らすほどになってきたので、無理をせず、豊似の防災ステーションで23時頃寝ました。当初は襟裳岬を回ったあたりまで行く予定でした。

3日目 広尾ー襟裳岬ー様似ーむかわー安平ー千歳ー北広島ー札幌 285km

 豊似を出のが7時前。長く滞在しすぎました。その割にペースは上がらず、襟裳岬までの緩い向かい風トンネル内、20km/hほどしか出ていませんでした。

 9年前の1200試走では、今ほどの長いトンネルは無く黄金道路はとてつもない暖かい大雨。HOさんと私が通過しましたが、その後通行止めになったとか。8年前の1200の時は、襟裳岬で激しい横風。走るのが危険と判断し、自転車を押して歩いた人がいたほどでした。耳の穴の中に雨粒が入り込んできた記憶があります。

 しかし、今回の襟裳岬はガスっているものの風がありません。なんだか拍子抜けしてしまいました。

 襟裳岬で午前10時。当初の予定よりはそうとう遅れています。

 様似のPCにyyyさんがいてくれました。9年前の試走1200の時は二人で先頭を走り向かい風の宗谷岬を回ったことを思い出します。

 様似から一人出発しました。私も追いかけましたが離されました。昨年の北見300でT口さんと一緒に走り、私がパンクしていた時にボンベを使ってくれた人でした。

 襟裳岬からは追い風です。その割には私のスピードは出ませんが、それでもだんだんペースが上がってきました。午後になって1日目の超回復が少し出てきたようです。

 静内でカレードリアを食べていると突然大雨。一旦カッパを着ましたが、すぐに雨は止んだので30分もしないでまた脱ぎました。

 門別の上りでM藤さんとK父さんが写真を撮ってくれました。

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 鵡川からも追い風。

 途中、馬の牧場が続く地帯を通ります。

襟裳岬1000を振り返って

 その時、突然初めて晴れました。ちょうど馬が沢山いる田舎の一本道。

襟裳岬1000を振り返って

 今回のブルベで一番印象に残った風景です。

 空はすぐにまた曇りました。そこからは、千歳、恵庭、北広島、札幌と交通量の多い苦行区間。60時間切りの19:30分にはちょっと間に合いませんでした。

 正式時間はまだ発表にはなっていませんが、60時間29分で完走です。多分11番目のゴールです。

 なんだかんだ言っても、終わってしまうと寂しいものです。

4日目 交流会

 翌日、札幌ビール園で参加者の交流会。参加者の半分以上が参加されたようです。 
襟裳岬1000を振り返って

 ビール園の肉は冷凍の丸いマトンから、薄切りの生ラム肉になっていました。
襟裳岬1000を振り返って

 とにかくあちらこちらで話が盛り上がり、肉はうまいし、楽しいひと時でした。

ちなみに エントリー191名 出走142名 DNF17名 完走 125名  (完走率88%)だったそうです。

 AJ北海道としても、スタッフも走るを基本とした新しい運営方法で行いましたが、結果としてHOさん中心に大変な業務をこなしていただき(この後のリザルト集計が一番大変そうですが)大成功となったと思います。

■課題と反省

・お尻のすれは雨模様だったことと、やはり、走り込み不足が原因と思われます。昨年の1200を走った頃の状態であれば、1日目400、2日目400、3日目200で走ることができたと思います。準備不足での1000は甘くありませんでした。

・衝撃吸収にはサスペンション付きのロードバイクが良い気がしてきました。スペシャライズドとかキャノンデールとかでも出しているようですが、高いです。特に、スぺシャのフロントサスシステムが良いと思います。

・コースは、今回もほぼすべて記憶していったので、Qシートを見ることはほとんどありませんでした。しかし、その準備が遅れ、前々日に睡眠不足となっていたのは失敗でした。