羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

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『五五歳のときに登った山山』

『五五歳のときに登った山山』 本多勝一 著 朝日新聞社1997☆☆☆☆余

 古い本です。久々に本多勝一の本を読みました。八甲田山パキスタンのギルギット周辺など、私自身が行ったところは特に興味を持って読みました。

 本多勝一独特の言い回し。

パキスタン人がイギリス語(正確にはイングランド語)を以前ほど話さなくなったような気がする。このごろの日本の過剰なイギリス語一辺倒的植民地化傾向とは逆をゆく現象かもしれない。」

「林道入り口には通せん坊のクサリで車を拒否していたが、かぎがあいたのでタクシーをどんどん乗り入れた。国有林は私たち国民の山である。勝手に林道をつくっておいて国民が利用するのを許さぬ、などということは許さぬ。林道で山が破壊されることに私は反対だが、つくられた林道は国民が最大限に利用すべきである。」

 少し懐かしかったです。