『ルワンダでタイ料理屋をひらく』唐渡千紗 著 左右社2021☆☆☆☆潮
どうしてシングルマザーがわざわざルワンダに行って、あまり馴染みも無かったタイ料理屋をやらなければならないのか、読んでいても全くわかりませんでしたが、凄いです。
要するに自分のために始めたということですが、読んでいくと途中で止めたくなるようなスタッフとのトラブルの連続。大変だったのだろうなあと読み進めましたが、本の中ほどにまとめて挿入されている写真を見ると、スタッフもとても優秀そうだし、皆幸せそうです。
ルワンダの大虐殺を幼少の時に体験し生き残ったスタッフが複数いて、著者はそこにすごく気を使いながら生きています。そして、ルワンダ全体がそこから歩きなおしているようで、コソ泥はいても残虐な犯罪は周囲のアフリカ諸国と比べてかなり少なくなっているということもわかりました。
なんだか不思議な方でした。