今日は、狩場山に登って来ました。
夜7時過ぎに賀老高原キャンプ場に着き、テントを設営して夕食にしました。
固形燃料初使用です。
ハンバーグを温めながら、250㏄くらいの水を沸かします。思ったよりも火が外に出てしまい、テントの中では無理だと思いました。
9分くらいで沸騰しました。カレーめしを食べました。
燃えかすけっこう汚いです。コッヘルの裏も黒く少しべとついていました。
21時から6時頃まで熟睡(爆睡)しました。高原で少し涼しくて、熱帯夜に近い家よりも快適だったのかもしれません。明け方少し雨が降っていました。
広大なキャンプ場にテントは二つだけ。
携帯電話も通じません。4Gも無いので、天気予報が分かりませんでした。
熊に関する注意がそこら中にあります。
朝食はホーマックで購入した3つで130円くらいの旅館でよく見る固形燃料を試してみました。
こちらの方が火が広がらず、しかも180㏄くらいの水が4分で沸騰しました。
登山開始です。駐車場には品川ナンバーの車一台。
雲の中に入ったり、少し激しく降ってきたり晴れたり。天気は目まぐるしく変わりました。合羽を着たり脱いだり。
時々笛を吹きながら、熊に備えます。
5合目を過ぎて、標高1150m付近からの高原に入ってしばらく行った所で、登山道の左側で笹をガサゴソする音が。距離にして20mくらいでしょうか。バキバキと枝の折れるような音もするので、鳥ではないと思いました。鹿とも雰囲気が違う。
笛を何度も鳴らし、私が少し動くと、相手も動きます。止まると止まります。冷汗と心拍がバクバク。下山しても追いつかれるでしょう。笛を鳴らしますが、強く吹くことであまり刺激したくなく、だんだん力なくなって弱っていくように吹いて少しずつ登る方向に移動しました。
何とか、音がしない所まで離れることが出来た様でした。
そこから300mくらいゆっくり笛を吹きまくりながら移動したら、前から人が降りてきました。もう、嬉しくてお話ししてしまいました。
その方も熊の雰囲気満々だったのでずっと笛を吹いていたそうです。品川ナンバーの車の方で、300名山にチャレンジしていて、今日はこの後余市岳にも登ると言っていました。
瀬棚方面からのコースとの分岐です。
9合目から見た、南狩場山です。その左奥の割と平坦な所が狩場山山頂方面です。
上の写真の糞は南狩場山山頂近くにありましたが、馬糞みたいです。これも熊なのでしょうか?
またまた糞です。
南狩場から山頂へは高原を歩きます(走ることのできる道ですが、熊が怖くて走れませんでした)。
親沼。
小沼は枯れていました。7月くらいまでは雪渓もあるようです。
そして頂上。登りに1時間54分かかりました。
予定では頂上を通り越して前山あたりまで行こうとも考えていましたが、熊の恐怖で全くその気持ちは無くなっていました。
また、頂上で調理しようと、クッカーと水は持って来ていたのですが、熊に加えてアブもうるさいのでやめて、4分ほど頂上にいて下山しました。
下り始めると、少し晴れてきました。
頂上付近から南狩場山です。
9合目から。さっきより良く見えます。
下りは1時間23分でした。
下山後はせっかくなので賀老の滝を見に行きました。
ここにも熊注意の看板がたくさんありましたが、山に比べると全く怖さを感じませんでした。
その後、ドラゴンウォーターにも寄りましたが、湧水口は増水で隠れていました。でも沢登りみたいで、気持ちよく泥を洗い流しました。
千走川温泉。昨晩は終了していましたが、今日は入る事が出来ました。気持ちよかった。
道の駅しままきの向かいにあるこの辺りとしては洒落たお店へ。
うに丼定食2700円は、余市や積丹に比べれば安いけれども、積丹生まれの私としてはちょっと出す気になれない金額。生姜焼き定食(900円)にしました。
さらに、道の駅に寄ってお土産を買ったりして、下山後はまったりした一日でした。
■記録
登り 1時間54分
頂上 4分
下り 1時間23分
総合 3時間22分