『リヤカー引いてアフリカ縦断』 吉田正仁 著 小学館2019☆☆☆☆小
私たちの時代はリヤカーと言えば長瀬さんだったのですが、この方はユーラシア大陸を横断した後に、アフリカを縦断しています。さらにその後南米も行ったとか。
それだけのツワモノであるにも関わらず、感性が素直で、まるで初めて海外旅行に出たような感じ方の記述があるのに驚きました。ある意味少年の心を失わないまま旅を続けていることに敬意を表します。
長い旅のエッセンスを文章化しているのに、全体として端折った印象もなくアフリカのそれぞれの国の違いも読み手に伝わって来て、旅そのものもそうですが、人に文章と写真で伝えるのも上手い人だなと思いました。
『ちょっと東欧へ』 小栗愛美 著 日本文学館2014☆☆潮