『デス・ゾーン』 河野 啓 著 集英社2020☆☆☆京
栗城さんのエベレスト挑戦は、一度動画を見て（それが何回目の挑戦だったのか今はわかりませんが）、何か違和感を感じ、以後見ていませんでした。亡くなったと知った時、「やっぱり」と一般的な感想を持っただけでした。
この本は、栗城さんの初期のころから北海道放送の一員としてマスメディア側から栗城さんに途中まで関わって来た著者が、栗城さんの死後に栗城さんの真実に迫るため、関係者から取材をして著者なりに真実を解明しようとした本です。
私なども栗城さんの知らなかった面を沢山知る事が出来ましたが、中途半端に栗城さんと関わった著者が、今更すべてを明らかにすることに意義があるのかどうか、今一つよくわかりませんでした。といいうか、著者に共感できませんでした。
ちなみに著者は私と同い年で同じ大学卒業なので、どこかで接していた（クラスが同じであった可能性もあります）のかもしれません。
