『1キロ100万円の塩をつくる』 川内イオ 著 ポプラ書房2020☆☆☆☆☆余
感動しながら、10人の話を一気に読んでしまいました。すごい。勇気をもらいました。
この本には常識を超えておいしいを生み出す10人の若手起業家が紹介されています。その、どの一人をとってみても面白いです。
紹介されているのは
2、お茶の「仙霊茶」(兵庫県)
3、創作おはぎの「森のおはぎ」(大阪)
5、クラフトコーラの「伊良コーラ」(新宿区)
6、ピーナッツバターのSANCHAI(ネパール)
7、ワインの「キスヴィンワイナリー」(山梨県)
8、チーズ工房 千sen(千葉県)
9,野菜ジェラートの「なるこりん」(宮城県)
10、塩の「田野屋塩二郎」(高知県)
いずれも最近起業し、大きな成功をおさめた(おさめかけている)人たちです。さらに、コロナ禍での対応まで出ているところもあります。
それぞれの店のHPやフェイスブックなどを見ながら読んでいるとどこも注文したくなってしまいました。
と思っていたら、あとがきに、「それぞれの物語の後にはQRコードが掲載されている。この本に出てくるイノベーターに倣ってというわけでもないが、記事を読んで気になった商品をすぐに買える新書は新しいと思う。」と書かれていて、11人目のイノベーターにはめられている自分を発見しました。
本当に「なるこりん」の野菜ジェラート注文してしまおうかな?
『鳥はなぜ鳴くの?ホーホケキョの科学』 松田道生 著 理論社2019☆☆☆京
日本野鳥の会の理事で、とにかく鳥好きで何度も現場に行って録音などをしている著者が、ウグイスに絞って様々な角度からまとめた本です。古典文学まで範囲を広げていてなかなか面白いです。早く来春になって山でウグイスの声が聞いたくなりました。
『人間はだまされる』 三浦準司 著 理論社2017☆☆☆高
共同通信の記者である著者が、ニュースの裏側や最近のSNSの分析など、どちらかといえば子供向けに書いている様な印象を持った本です。メディアや国家権力にはだまされないように日々気をつけているつもりでしたが、気づいていなかった事や参考になる事もありました。