羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

『死ぬこと以外かすり傷』、『医者のたまご、世界を転がる』

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『死ぬこと以外かすり傷』 箕輪厚介 著 マガジンハウス2018☆☆☆高

 若くして成功した編集者。自慢話が少し軽く感じますが、成功しているだけのことはある気がします。共感はしませんが、謙虚に学ばせてもらえる部分もあると思いました。少し調べてみると、今、本当に若い人たちのカリスマみたいになっている人なのですね。

 私が心動かされた言葉は「風呂敷を広げろ」「スピードスピードスピード」「量量量」「熱狂せよ」「努力は夢中に勝てない」です。特に、スピードと夢中は、最近仕事をしていて自分でも感じることの多いタームでした。

 

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『医者のたまご、世界を転がる。』 中島侑子 著 ポプラ社2016☆☆☆高

 世界旅行記を多く読んでいる私としては、医者になりかけた若い女性の旅行記というとてもはっきりしたコンセプトが見えて、読んでいて面白かったです。

 医学部を卒業した後、研修医を終了後に3年間52か国を旅する。様々な事があったと思いますが、自分の人生に影響を与えた部分を多く書いています。

 そして、その後東京で救急救命医、沖縄でドクターヘリの医者、現在は長野で一人救急救命医をしているそうです。

 一人の人間の成長を自分で素直に分析出来ていて、なかなか凄いと思いました。