羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

自転車、クロカン、オリエンテーリングが趣味

スウェーデン6日目(3月23日)

 今日はミドルディスタンスの競技でした。

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 朝、日本選手の若者たちが、ニシンの発酵缶詰をベランダで開けました。くさいのなんのって…。私もちょっとだけ食べましたが、午前中ずっとゲップに苦しみました。

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 開場に着き、ワックスを完成させ、quatantineという競技者隔離区域から、GPSを背中に入れられてタグのチェックをし、歩いてスタート地点へ。スタート地点はスキー場の頂上に近い所でした。

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 ロングやスプリントは1分や2分間隔の一人ずつのスタートでしたが、今日は全員一斉のマススタートです。
 整列し、2分前に地図を渡され、15秒前の「マップス」という号令で地図をホルダーに入れて現在地とスタートフラッグ、1番コントロールを確認し(これを15秒間でやります)、「ゴー」でスタートします。
 2分前に地図を配布するときに、私の一人置いて左隣の日本人選手に地図が渡されていなかったので、私が「マップス…」と役員に言ってしまったところ、周囲に異変が起きました。
 私の言おうとしたのは、「マップス ノット イエット ギベン ヒム」だったのですが、私の「マップス」に近くの選手が役員の号令かと反応してしまい、大混乱に陥らせる所でした。「何だよ、違うのかよ」みたいな感じで、事なきを得ました。冷汗が出ました。

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 本当のマップスのあと、スタート。この時、一斉に皆走り出しますが、ここで自分が地図を読み切れていないのに一緒に走り出すと、第一コントロールからミスをすることになります。最後尾になってもいいので、1番をまず間違えないように進みました。

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 ミドルはマップ交換が3回もあり(計4枚)、狭い範囲に細かいモービルルートが沢山です。

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 私は一番の後も、現在地をロストしない様にスピードよりも確実性を重視で行きました。結果、大きなミスはないけれど、スピードが全体に遅い結果になりました。
 最後はスタジアムに戻ってきますが、人に見られているという意識が地図読みに影響を与えたのか、考えられないくらい簡単なところで迷ってしまいました。
 トルコ人アメリカ人には勝てましたが、失格になった選手を除いて、ほとんどの欧州の選手には勝てませんでした。

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 日本人選手の中でも4番目でした。

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 その後は、女子のゴールを少し見ていました。

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 オーロラビジョンにも山の中の様子やGPSレグが映し出されます。
 宿に戻り、スパに入って夕食。今日の夕食は豚肉ロースのローストを厚さ2cm以上に切ったとてもボリューミーなものでした。

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 競技説明の後、いつものように日本選手団でミーティングをして一日が終了します。
 明日は最終種目のリレーです。私は第3走です。若者たちの足を引っ張ってしまうことになりそうですが、精進します。 
(penさんコメントありがとうございます。何故か、海外からはコメントできなくなっていますのでこちらに書かせてもらいました)