『気づきの旅』 小田島 彩子 著 柏艪社2008☆☆☆倶
スペインのサンチャゴデコンポステーラへの巡礼の旅記録です。日本人でキリスト教徒でない著者でも巡礼することは可だし、実際、行く前と行った後では著者の考え方が変わっていることに驚かされます。
道の描写や写真も良いので、自分も行きたくなります。でも、今の自分だったら、「速く歩いて早く着くこと」にとらわれてしまい、巡礼の意味が半減してしまう気がしました。
著者は往路を終えた後、復路も途中バスを使う部分もあるものの歩きます。行きと対比した部分が結構面白いです。