今日はルスツロゲイニングでした。今回が10回目ですが、1回目はタイムオーヴァーでマイナスの得点、2回目以降は私達チームマケドンスコは(1年だけ別な人と組みましたが)8年連続男子6時間の部で優勝していました。
今回もF島君とS木さんの日本を代表するチームが3度目のリベンジで挑んで来ました。実力では明らかに彼らの方が若いし上なのですが、相手のミスで2年間はトップを守って来ました。
雨模様のため、10分間の作戦タイムは室内で行われました。
そして9時半にスタート。
今回は尻別岳の頂上が300点、京極の吹き出し湧水が200点で、あとは100点以上のポイントはありません。この2か所を両方行くのはリスクが多い感じがしましたが、それ以外に高得点を出す方法も見えませんでした。
スタートしてすぐにスキー場の斜面を登ります。F島君チームも同じルートです。前後しながら登りましたが、尻別岳の頂上にはほぼ同時に着きました。スタートから1時間3分くらいです。
私たちはそこで少し休養しましたが、F島君チームは全く休まずに下って行きました。
尻別岳の上りは風も強く寒かったです。
下りは滑って大変。しかもグローブを忘れたの素手で笹とかを掴みながら下ります。
尻別岳を下りきって道道に出たところで1時間45分。いつもは2時間と見ていますから我々としては無理をしていないにも関わらず速いです。
ここで作戦タイム。yamamotoさんは被服用の巻き尺を持てきました。マップメーターの替わりに使うのですが、意外と正確に曲がった道を計ることが出来ます。結局、200点の京極まで行って戻ってきても間に合うだろうと判断しました。
山用の装備から平地用の装備に変えて走り出します。走りも軽快です。
そして、そこから3kmくらい走った所で、私のウエストバッグが無いことに気づきました。中にはポイント通過チェックに使う何よりも大切なEカードが入ったまま置き忘れです。デジカメとか新しいサロモンのベストとかに気を取られていました。真っ暗になりました。ここでレースを止めようかとも思いました。
とにかく引き返しました。200を諦めることになると思いました。往復6km、40分弱の体力も時間もロスしました。
しかし、この状況で最善を考えると、40分引いても京極まで行って、あとは一か八かまっすぐに制限時間までに帰る以外に、この状況で出来ることは無いと判断しました。
平地中心の緩やかな京極への行きは下り道。トライアスロンなどでよく自転車では走る道ですが、ランだと遠い。
それでも、立て直し後に想定していた時間よりも少し早く京極吹き出し湧水のポイントまで行くことが出来ました。
あとは20kmほど登り基調の帰り道。残された時間は2時間40分ほど。
向かい風の上りですが、私もyamamotoさんもそれほどペースが落ちませんでした。
途中でしょうきちさんご夫婦とすれ違いましたが、これから京極に行って間に合うのか心配でした。(実際、2分ほど間に合わなかったそうです)
ルスツの市街地が近づくと、想定していたよりも30分ほど早く着き、1時間弱の時間が残っていました。
赤い靴のポイント(30点)、川沿いのポイント(60点と40点)を取り、戻ります。
そこでF島君に会いました。彼らは200点を取ったあと、喜茂別周りで来たそうです。途中、地図にはある細い橋が落ちていて、彼らも失敗したと思っていたようです。
ゴールが近づくと、3時間の部の選手も沢山いました。最後の小さなポイントを取り、6時間の制限時間5分くらい前にゴール。
エプソンの時計では47.7km走っていました。
ゴール後は、いろいろなチームがお互いにどのようにポイントを取ったかの情報交換が自然発生的に行われます。
結果は、1位はF島君S木さんチームで985点、2位が我々で880点でした。(3位は初出場のAさんたちスプラウトチームで600点台。京極の200点を取らずに低得点だけでの600点台はけっこう凄いと思います。)
私たちのミスが無くあと40分あれば、確実に30点と70点の2つのポイントを加えることができたと思います。しかし、それ以上は近くに小さなポイントも含めてポイントはありませんでした。「たら…、れば…」の話をしても仕方がありませんが、もしえEカード忘れが無かったとしても、我々の得点は980点で、5点差でやはり負けていたことになります。
表彰式。
2位の野菜セット。1位のよりも半分くらいの大きさでしたが、十分ありがたいです。
■課題と反省
・9連覇を逃しましたが、実は大変気持ちが楽になりました。勝てなかったらもう出なくてよくなると思っていましたが、10年も出続けると出るのが当たり前になってしまっています。
・今回は大きなミスをしてしまいました。新しいザックやデジカメに気を取られてしまいました。この年になると、2つ3つの情報が交錯するとどれか忘れてしまいます。そういえば一昨日から職場で老眼鏡をどこかに置き忘れたまま出てきません…。
・デジカメはそれなりに撮れていました。この写真全部子供用デジカメで撮ったものです。
・左足の膝裏の筋が心配なので、スピードは出さないように走っていましたが、それが二人とも前半で潰れずに47km走りきれた理由かもしれません。