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『小水力発電が地域を救う』

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『小水力発電が地域を救う』 中島 大 著 東洋経済新報社2018☆☆☆☆京

 2011年以来、原子力に頼らないエネルギーが必要とされていますが、この著者は小水力発電コンサルタントとして、全国各地の事業を後押ししている方です。

 とにかく、実例が沢山出てきます。そしていずれも、夢があり、収益ももたらしています。

 事例の一つの熊本県清和村の村長兼瀬哲治さんの言葉。「道路はいくら作ったところで収入は入ってこない。道路を作るお金で水力発電所を作れば毎年お金が入って来る。そのお金を村の発展のために使える。」なるほど。

 また、岐阜県白鳥町石徹白地区は、小水力発電起爆剤となって、Iターンで村の若者人口がどんどん増えているそうです。

 この動きが全国にどんどん広がると良いと、心から思いました。