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札幌国際スキーマラソン2018

札幌国際スキーマラソン2018

  札幌国際スキーマラソン、今年は新しい走法を手に入れ、1月に月400kmという十分な練習を行い、ひょっとすると好記録が出るのではないかという淡い期待を持ってのぞみました。

 スタート前に、I原兄弟やルスツのN原さん、S田さん、S鳥さん、北大オリエンテーリング部の学生など、オリエンテーリング関係の人々にも多く会えました。

 スタートして最初の登りまでは順調です。焦らず遅れず、登りで選手を抜き、行けるかなと思いましたが、今ひとつスキーが滑りません。その後の緩い下りで抜かされる現実にいきなり気持ちが少し切れてしまいました。

 そこからはずるずると後退します。

 札幌国際のゼッケンは前年度までの成績順などを参考にして与えられますから、自分のゼッケンより小さい数の選手が周りにいれば、いつもの年よりも自分が速く、自分のゼッケンより大きい数字の選手に抜かれれば、自分の調子が悪いという大まかな目安になります。

 最初は二桁の速い選手達と一緒の集団で、恵庭のOさんに抜かれたりしていたのですが、ずるずる後退するうちに、自分より数字の大きいゼッケンを付けた選手に抜かれ続けました。余市のY山さんにも早くに抜かれました。しかも、10km付近からふくらはぎが軽く攣ってきました。

 出来るだけ水分を補給しながら、20km付近から少し気合いが入り(登りでは相変わらず私は強いです)、スキーも少しだけ滑る様になってきました。

 19km付近の緩い登りで前の選手を右から抜こうとした時に、コース横の雪にスキーが刺さり、転倒すると同時に右足が大きく攣りました。

 この時20人くらいに抜かれてしまいました。

 25km地点で1時間47分。これは3時間半以上かかると思いました。

 だましだまし走っていると攣りはなんとかなってきましたので、また登りで順位を上げ、緩やかな登りでは例の新しいスーパーをやっていきました。すると、どんどん選手を抜くことが出来ます。スキーも少し滑る様になってきました。余市のY山さんも抜き返せました。

 白幡競技場(31km地点)周辺でも、どんどん選手を抜き、差を広げることが出来ます。そうすると、だんだん前の集団が迫ってきて、また抜くということを繰り返しました。

 そこから沢の横のくねくね道も新しいスーパー中心に辛くなるとクイック走法を入れて走りました。順位どんどん上がります。

 最後の焼山の所は前後に選手がいなくなってしまいましたが、焼山は「もう終わり?」という感じで調子よく登る事ができました。

 最後の下り7kmは、ひたすら漕ぐのみ。コースに入った方が速そうな所はダブルポールで押しまくり、そうで無い所は新しいスーパーで漕ぎまくり。

 ドームの近くだけ向かい風でした。7kmの下りの区間、寂しいことに50kmの選手は一人も前後に現れませんでした。

 ゴールは3時間22分。密かに(雪の条件が良ければですが)3時間切りを狙っていたのに、昨年、一昨年とほぼ変わらずでした。

札幌国際スキーマラソン2018

 ゴール直後に表彰式。I原弟君が2時間40分代で9位に入賞していました。すごい。優勝タイムもかなり速かったので、雪の条件は皆さんにとってはそれほど悪くなかったのかもしれません。

札幌国際スキーマラソン2018

 ゴール後は余市のYさんや天塩の鉄人ともお話することができました。

■記録

10kmごと

44:31,39:54、42:51、39:35、35:51

前半の25km1時間47分、後半1時間35分

 ところで、GPS時計で測ったところでは、総距離51.1kmありました。実際よりも短い大会が多い中で、1km以上長いとは…。

■反省

・これほど練習してこの結果はけっこうショックです。

・後半の新しいスーパー走法は評価出来ます。

・最初からそれをやり続ける事ができませんでした。根性がありません。

・ワックスは、ハイフッ素にしたし、気温・雪温とも合っていたのに、何故滑らないのでしょうか?