湧別原野クロカンスキー大会、60kmの北大雪コースで優勝しました。ヤッター!
タイムは3時間06分24秒。金メダルと副賞のお米やソーセージを頂きました。
誰も知り合いがいなかったので、表彰式の写真はありません。後で台だけ撮りました。
速い人達は85kmの方に参加しているので、途中まで一緒に走って60kmで止めて、尚かつ表彰されるのはちょっと複雑な心境です。
今回は夜に仕事が入る予定があり、85kmだと間に合わなけれど、60kmであれば10時半くらいにゴールし、戻って仕事することも可能と思い60kmにエントリーしました。結果的に仕事はなくなり、また、あったとしても高速が途中通行止めなどもあり間に合わなかったと思います。
85kmと60kmは同時に白滝からスタートします。85kmの集団の中でも、10km付近まではトップ10位くらいの集団についていました。
今日はスタート地点で-10℃で時折激しい吹雪。コースは一部吹き溜まりで、先頭集団でも引っかかって転ぶ選手もいました。
奥白滝のあたりからは滑りやすくなりました。丸瀬布から瀬戸瀬までは、今年だけ開通直前の高速道路を走ります。しかし、圧雪が間に合わなかった様で、モービル一本分の所も。こうなるとスキーオリは強いです。片足スケーティングしたり。それに対して一般の方々はスキーの先をひっかけて転んだりしていました(結構速い選手でもです)。
瀬戸瀬から遠軽は、追い風基調でコースも良く、大変速いペースで走ることができました。
そして、私だけ遠軽でゴール。遠軽の時点でも85kmの中で25位くらいで走っていたと思います。ゴールでは1番だと言われ嬉しかったです。
スキーオリエンテーリングの練習でダブルポールを中心にやった事が功を奏し、スーパー走法が最初から最後までスピードが落ちませんでした。クイック走法は5%くらいしか使っていません。ダブルポールも5%くらい。あとはほとんどスーパー走法です。
スーパー走法では、昨年まで右足のスキーが若干体重をまっすぐに乗せることが出来ずにいましたが、自分で言うのもなんですが、両方の板に長くフラットな状態を保って滑らせる事が出来ていたと思います。技術が向上したということです。
また、場所によってはダブルポールでクイックやスーパーの選手を抜く局面もありました。スキーオリのためにも、順クロカンのためにも、夏場のローラーも含めてさらにダブルポールの練習をしようと思いました。
表彰式までの間、遠軽の給食所でお汁粉を食べたりうどんを食べたり、85kmの知り合いを応援したりしていました。
優勝すると、それなりに注目されるのですね。ワックスは何を使っているのかとか、何人かの人に聞かれました。
質問「やっぱりベースの上に3層ですよね。ベースは何を使われているのですが?」
私「すいません、ベースワックスはぬっていません…。いきなりガリウムを1回ぬっただけです」
別な人「やっぱり今日みたいな新雪が混じる時は○○ミックスのワックスが良いですよね?」
私「すいません、そのワックスの名前初めて聞きました…。」(しかもその○○も今の時点で忘れてしまいました)
湧別原野クロスカントリースキー大会、3年前から60kmの「北大雪コース」が新設された様ですが、今回初めて出ました。85kmの場合、この遠軽からの25キロが、平坦で向かい風で疲れがたまって大変なのですが、60kmで止めてしまってなおかつ表彰されるって、どこか後ろめたいけれど、こんな楽な話は無いので癖になりそうです。
でも、力を出し切ったという満足感はあまりなく、「もう終わってしまったの?」という感じです。やはり出るなら85kmに出たい気持ちも大きいです。