羊蹄・ニセコを走る、世界を走る?2

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北海道1200を振り返って(16,17日)

 北海道1200納沙布2016が終わりました。2年前の一人試走に比べると、本当に孤独ではなく、私にとっては天国のような日々でした。それもこれもAJ北海道のスタッフの皆さんと一緒に走っていただいたライダーのおかげです。記憶は薄れつつあるし、写真もほとんどないのですが、振り返ってみたいと思います。
<1日目> 札幌→北見 351.4km
 スタートは5:20の第3グループでした。三船さんやピーターは先のグループ、stakahashi君は後ろのグループ、S野君は同じグループでした。台湾からの参加者は大変多くいました。
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 スタートしてS野君の後ろを走ろうと思っていたのですが、やたら速い人に抜かれ、、後を追います。実はtaqさんでした。東北の峠ばかり走っているうちに強くなっていました。T中さんやI間さん、そしてAJ会長のinainaさんなども近くにいて一緒の集団になりました。
 そのまま青山ダム方面へ。朝のこの道道は本当に美しく、道も良く、さい先の良いスタートとなりました。登りになると本州組のtaqさんやinainaさんは速いです。
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 その後、taqさんと二人で先発組をどんどん抜きながら、通過チェックの吉野公園へ。ここで先頭は5分くらい前に出たと聞き、随分追いついたのだと実感しました。
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 その後も列車に入ったり抜いたりを繰り返し、北竜の登りを一人飛び出して登っている時、後ろから高速列車がやってきました。ここにstakahashi君やS野君もいました。これに乗らない手はありません。10人以上の列車にのって多度志手前まで行きましたが、かなり速く付いて行くのでやっとです。
 多度志の手前でS野君がアタックをかけ、集団は崩れました。
 多度志のセイコマ(PC1)には9:45に着きました。ピーターや三船さんもいて、一瞬先頭に追い付いたようですが、次々に出発していきます。
 私もあまり食べずに出発を急ぎます。一人で走っていると後ろからstakahashi君が追い越して行ったので、その後に着きます。先行する二人を結構なスピードで追いかけて行き、どんどん差が無くなって行きます。と、stakahashi君が私に先頭を譲るしぐさを…。今の私は彼を引く力はありません。でも男として出ないわけにも行かず、短時間でしたが二度引きました。二度目にひいた後は、さようなら~。140km地点でさよならでした。
 旭川への登りは暑い中一人になりました。かなりの登りを覚悟していたら、トンネルが出来ていてすぐに旭川に出てしまいました。
 そこからは一人で飛ばしましたが、途中のコンビニで補給している時に、北海道の若者に抜かれ、その後、しばらく一緒に走りました。
 気温は高く、そのまま北見峠へ。ここも抜いたり抜かれたり少ししましたが、基本的には一人でした。
 北見峠の下りで少し眠たくなりたらたら走っていると、後ろから魔神さんが来てしばらく一緒に走りました。
 丸瀬布のコンビニに寄った後、PC2遠軽セブン。時刻は16:26.私はここで塩分補給のため、カップ麺ミニを食べました。その間に魔神さんは一人で出発してしまいました。私は他の3人の方と一緒に瑠辺蘂に向かいました。
 瑠辺蘂までは3人で良いペースで走ったのですが、交通量の多い国道に出たら、突然私は速く走る気がしなくなり遅れました。
 北見の街で若松に向かう交差点を曲がろうとしたところで、stakahashi君が降りてきました。足に違和感があるのでDNFし、服を買いに街へ行く所との事。大人の判断が出来る男です。
 北見の保養村センターにはanyanさんをはじめ、うまかつさんM川さんH川さんなどたくさんのスタッフの皆さんが迎えて下さいました。
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 そして、トン汁、ご飯ときゅうりの漬物、2種類のサラダ、その他数多くの食材、お風呂と布団に浴衣、ドロップバックのサービスと、至れり尽くせり。ここで止めたくなる誘惑だらけです。
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このPCのレベルはロッキー1200の全ての施設を越えていると思いました。私はここで眠ることにしました。
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<2日目>北見ー別海ー納沙布ー別海 369.2km
 あまり記憶が無いのですが、北見は結構早く5時くらいに出たのではないでしょうか。まだ暗かったので、もっと前だったかもしれません。
 美幌峠の登りでは多くの走者を抜かしました。美幌峠の天気は覚えていませんが、屈斜路湖は見えなかったのは確かです。
 弟子屈も快調に飛ばし、虹別から西春別に向かう途中に、応援の看板がありました。どなたが作ってくれたのでしょう。(ちなみに帰りは方向を変えて置いてありました。)
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 その直後に先頭のOさんと思われる人とすれ違いました。
 そこから別海までは長いけれども、2年前の試走の時は半分眠りながらサードマンとお話した所。それに比べると早く別海に着きました。その直前に、魔神さんとすれ違いました。ゴボウ抜きで2番目を走っている様です。
 別海ではKさんやちこりんさんがいて、色々暖かい対応をして下さいました。別海牛乳やパン、その他にも色々食べるものがありました。ここには納沙布から帰って来たS野君や三船さんもいました。
 別海をスタートし、納沙布岬へ。厚床過ぎまでは何となく眠くて遅かったのですが、道の駅スワンの手前くらいから突然、足が回りだしました。そこから納沙布岬まではかなりのハイペースで登りごとに走者を抜きながら、一度も休憩せずにはしりまくりました。昼過ぎに納沙布岬に着きました。Nさん、Fさん、Hさん、Iさん、Yさんなどスタッフの方々に暖かく迎えられました。
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 ここで、休憩所の向かいにある食堂でカニ丼を頂きました。
 当初の計画では、ここから別海まで一度戻りもう一度納沙布まで来ることでしたが、時間的に別海のクローズに間に合いそうにありません。途中まで行って、最終走者に近い人々とすれ違ったあたりから引き返すことに心の中で決めました。
 引き返す途中で、T中さんやinainaさんたちとすれ違います。私が引き返して二度走ろうと思ったのは、元々はinainaさんが「走るスタッフ」の必要性を説いていたからで、(inainaさんと私はロッキー1200の時に一緒に走った仲です)、inainaさんは実際今回も、薬を積んだり、故障したバイクの世話をしたりしていたようです。
 結局、道の駅スワンまで戻り、そこからもう一度納沙布岬を目指しました。ところが、なかなか走者に追いつきません。後ろの方の走者と言っても1200参加者は基本600をクリアしている訳で、そんなに遅くはないのです。また、走るスタッフとして私がしなければならないこと・出来ることもほとんどなく、単なる自己満足になってしまいました。
 納沙布岬に二度目に行くとmugenさんご夫婦とT田さんらがいました。帰りはmugenさんたちと一緒に根室までご一緒させていただき、さらに蕎麦屋さんでカニかき揚げ蕎麦を(皆さんはカニ天蕎麦)いただきました。美味しかったです。
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 根室からは先に行かせてもらい、日も落ちたのでスピードアップして別海に向かいましたが、午後7時ごろに道の駅スワンを通過したとき、納沙布に向かう走者とすれ違いました。その前の数人も含めて、完走は難しい時間だと思いました。台湾の走者が多かったです。
別海には21時40分頃着き、カップ麺を頂きました。隣ではこれまたロッキーで一緒だったドイツ人のアレックスが(漢字が読めないので)やたら辛いカップ麺を食べていて、「ベーリーホット」と言って苦しんでいました。シャワーを浴びで、体育館で寝ました。