北極に魅せられた北極専門の冒険家荻田さん。しかし、北極バカになるきっかけは、かなり普通の軟弱な人の発想と行動からです。それが、北極に通う度にスキルがあがっていき、今は単独無補給での日本人初北極点徒歩到達を目指しています。
飾らない性格というのか、すんなり入って来ます。そして、どんどん引き込まれていきます。面白いです。
荻田さんにとっての2011年の1600km北極圏徒歩旅行は、角幡唯介氏との二人旅で、『アグルーカの行方』を違う角度から読む形にもなりました。
北極は年々氷が薄くなり、徒歩で北極点を極めるのは難しくなっているそうです。何とかチャレンジが成功してほしいと思います。