『世界の廃墟』 佐藤健寿 著 飛島新社2015☆☆☆☆
この人の写真集は面白いです。私は、特別廃墟が好きと言うわけではありませんが、日本国内の廃墟の持つ独特の雰囲気とは違って、世界には想像を超えた廃墟があるのだなと思いました。ブルガリアの廃墟とか、社会主義時代のキリル文字は郷愁をそそられました。
はだしのゲン意外にも沖縄の事を扱った漫画を描いていたのですね。元々は1972年に少年ジャンプに掲載されたもののようです。単純だけれど、70年代のパワーみたいなものを感じました。
『清盛と平家物語』 櫻井陽子著、加賀美幸子朗読 朝日出版社2011
この本は読んだわけでは無いのですが、最近、別なCDも含めて、平家物語を通勤の自動車の中で聞くことが多くなっています。原文の朗読を聞いていても(琵琶のは全くダメですが)何となく分かるようになってきました。古文は高校時代から好きでは無かったのですが、平家物語は仏教的無常感もあり、かっこいいと思います。「祇王と佛御前」の話、「鹿谷の密議」、「俊寛足摺」、「清盛の最後」、「横笛」の話などが分かるようになりました。
最近は、肉離れの影響もあり、走ることがあまり出来ないので、ローラー自転車に乗っています。クリートをはめずに引かなければ、ハムストリングスはほとんど使いません。昨日は映画『アフガン』、今日は『13日間』を見ながらそれぞれ2時間ほど乗りました。長く運動すると、やはり気持ち良いです。